naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

「ながらの春 室内楽の和音楽祭」室内楽セミナー <参加まで>

10日(水)~13日(土)、長柄町で行われた、「ながらの春 室内楽の和音楽祭」の室内楽セミナーに参加してきた。

 

このセミナーは、プロアマ問わず、個人・グループを受講対象とし、3泊4日の日程で、クァルテット・エクセルシオの先生方に指導を受けるものだ。最終日に「成果発表会」が行われるとのこと。

 

昨年12月16日(土)、うらやすシンフォニエッタの練習の時に、エクセルシオのチェロの大友肇先生から、セミナー要項のペーパーが配られた。これがすべての始まりだった。

 

私の室内楽経験は乏しい。浦安のオケ仲間とたまに遊びで合わせる程度だ。一時期、マンションの住人他で定期的に室内楽をやっていたこともある(二度ばかり演奏会も開いた)が、そのユニットからはその後離れてしまった。
室内楽セミナーの案内は時々見かけるが、ああいうものは、日常的にユニットを組んで練習したり本番をやったりしている人たちが参加するもので、自分に縁があるものとは思っていなかった。
ただ、今回のセミナーについては、個人参加可とされているのに目を引かれた。
個人参加の場合は、エクセルシオの先生方と合わせる形でレッスンを受ける、とある。これなら参加する余地があるのでは、と思った。

 

昨年会社生活から離れた後、ヴィオラを学び直すことをリタイア生活の1つの柱に定めた。
エクセルシオの吉田有紀子先生にお願いして一度個人レッスンを受け、うらやすシンフォニエッタなど、外部のワークショップやグループレッスンにも参加するように努めてきた。
そうした一環として、日頃縁遠い室内楽の世界に挑むのも良い経験になるのではないかと思い、妻とも相談して、参加を申し込んだ。

 

参加申込にあたっての難問は、期間中レッスンを受ける課題曲(楽章)の希望を2つ挙げることだった。1曲につき、45分間のレッスンを2回ずつ受けられる、とされている。
弦楽四重奏曲、最大で五重奏曲。自分の室内楽レパートリーと言えるものがない中、何の曲を学ぶのか、ずいぶん考えた。
ブラームスとか近代の作品は、もちろん無理だ。
私のレベルなら、ハイドンあたりでアンサンブルの基礎を学ぶのが良いだろう、それも緩徐楽章を、と考え、これまで弾いたことはないのだが、「ひばり」の2楽章にした。
この選曲にあたって、妻からは、2曲できるなら、1曲は自分にとってレベルの高い曲に挑戦した方が良い、と助言され、ベートーヴェンにした。中期、後期の作品には当然手が出ないので、作品18の6曲から選ぶことにした。そうすると私の場合は、必然的に4番になる。学生時代からレコードを聴いて6曲の中では特に親しんできた曲であり、合わせた経験も何度かあるからだ。1楽章にチャレンジすることを決めた。


申込開始日の1月10日(水)に参加申込をして3週間、1月30日(火)に参加できるとの連絡が入った。課題曲も申込時の希望通りとのことだった。
2月3日(土)にはうらやすシンフォニエッタの練習があったので、大友先生、吉田先生、ヴァイオリンの西野ゆか先生、北見春菜先生に、セミナー参加のご挨拶をした。

 

その後、音楽祭やセミナーについて、少しずつ情報が得られてきた。

こちらは、音楽祭のフライヤー。

 

音楽祭期間中、クァルテット・エクセルシオによる演奏会が3回。
それにはさまる形で、室内楽セミナーが行われる。

 

また、「室内楽セミナー聴講のご案内」「室内楽セミナー成果発表会」というフライヤーが大友先生からメールで送られてきた。
これは音楽祭の来場客に向けたものらしい。

 

レッスンでの課題曲が14曲(楽章)書かれている。つまり、受講生は7人(もしくはグループ)。
ベートーヴェン過半数を占める。ハイドンは私だけだ。

 

レッスンスケジュールは、初日の午後さっそく45分×4コマ行われるのを皮切りに、2日目、3日目、10コマずつ設定されている。計28レッスン。
自分のレッスンがいつなのかが知りたいが、これは現地で発表らしい。

現地で宿泊するコテージでは、8時から23時まで音出し可、と募集要項に書かれていた。
ということは、現地での45分×2回×2曲のレッスン以外の時間帯は、部屋で個人練習をしたり、他の受講生のレッスンを聴講したりして過ごす形だな、と心づもりをした。

 

セミナーに向けて、所属オケ2つの曲と併せて、ハイドンベートーヴェンを練習した。