naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

「ながらの春 室内楽の和音楽祭」室内楽セミナー <2日目:2024.4.11>

室内楽セミナー2日目、11日(木)。

 

起床して、朝食の準備。

 

前日、食材としてベーコンと卵を持ってきたので、フライパンで焼く。油をもらってくるのを忘れたが、食パンと一緒に持ってきたバターを使った。

それはともかく、紙皿を忘れたぞ。やむなくフライパンから直接食べた。

 

この日は、管理事務所が休館日のため、前日個人参加者のレッスン場だったロビーが使えない。そのため、レッスンは、個人参加者が2階会議室、Tグループはコテージとなった。

とりあえずこの日の開講に合わせてレッスン場に向かう。

コテージから管理事務所の建物までは歩いて5分程度である。

 

管理事務所前の花壇。事件現場?(笑)


右手が管理事務所。左手建物の2階がレッスン場となる会議室。

 

9時前、会議室に入る。

大友先生から、この日午後から翌3日目までのレッスンスケジュールが発表された。

私は、2日目午前の4コマ目(11:30~12:45)にベートーヴェンの1回目(これは前日に発表されていた)、夜、最後のコマ(20:15~21:00)にハイドンの2回目。

翌3日目は、午後の2コマ目(15:45~16:30)にベートーヴェンの2回目。

(ハイドンベートーヴェンのそれぞれ2回目は、吉田先生がTグループのレッスン担当のため不在)

 

午前の1コマ目は、ヴァイオリンIさん(ファーストヴァイオリン)の、ベートーヴェン「ラズモフスキー3番」の1楽章。

レッスンが始まって間もなく、警備会社の人がやってくるハプニングがあった。休館日にこの会議室を使うにあたって、機械警備解除の経過に問題があったらしく、セミナースタッフの方がしばらく対応していた。

 

この後4コマ目に自分のレッスンがあるので、通し演奏まで聴いたところで退出。コテージに戻ってさらった。

聴講もためにはなるが、自分の練習の方が大事だ。

 

11時過ぎコテージを出てレッスン場に戻る。

午前の3コマ目、チェロHさんのモーツァルトK421の1楽章のレッスンが行われているところ。大友先生は、Tグループのコテージへレッスンをつけに行かれて不在。

モーツァルトのレッスンは終了時刻が来たが、大友先生が戻って来られないので、私のベートーヴェンが始められない。戻られるまで時間延長で続けることになった。

スタッフが連絡をとって大友先生が戻って来られ(車移動)、私のレッスンとなった。

 

ベートーヴェンの1回目。

 

コテージで直前にさらっていた時よりもよく弾けた気がした。

主に吉田先生から前日同様、基本的なテクニックの部分を含めて色々な指導を受けた。

ポジションの取り方、フィンガリング、弓の飛ばし方など。また、私が持参した楽譜はペータース版なのだが、先生方は違う版を使われているようで、アーティキュレーションが大きく違うところも、別の弾き方を指示された。

大変勉強になった。今回も緊張しなかった。

 

午前最後のレッスンだったので、終わった後は、場にいた人たちで昼食に出た。事前の案内によると、徒歩圏にあるレストランは、「ながら太陽ファームキッチン」1つだけ。コテージ群の向かい側にある。前日到着時に、管理棟をさがして行ってみたエリアだ。

 

そこまでそぞろ歩いて行くと、かなりの人が並んでいる。

受講生グループ4人で代表者の名前を書いて待っていると、西野先生、北見先生、吉田先生も来られた。

順番待ちの間、吉田先生と少し話す機会があった。今回の2曲を選んだ理由を聞かれたりした。

順番が来て、チェロHさん、ヴァイオリンKさんの、うらやすシンフォニエッタ組プラスヴァイオリンYさんと4人でテーブルを囲んだ。

 

「長生き発酵プレート」。メインは唐揚げや、イワシのフライ、ジンジャーポークソテーなどが選べるが、唐揚げにした。この大きさの唐揚げだと3個で充分だが、がんばって食べてしまった。

 

14時前、コテージに戻る。すべてのレッスンスケジュールが判明したので、15時からのレッスン再開後の、聴講や個人練習の行動予定を整理する。

夕食のお弁当が18:15に届くと聞いているので、それまでにはレッスン場に行かなければならないが、これを除いては自分のレッスンに向けてさらうことを中心とし、休憩を兼ねて合間にいくつかのレッスンを聴講する形だ。

 

まず、午前のレッスンでのベートーヴェンの復習事項を楽譜に浄書。

その後は個人練習。ハイドン、そしてベートーヴェンをさらった。

 

17時前に中断して、レッスン場へ。

ヴァイオリンIさんの「ラズモフスキー3番」の4楽章(ファーストヴァイオリン)の途中から聴講。

続いて、ヴァイオリンKさんのベートーヴェン3番の2楽章(セカンドヴァイオリン。Kさんは、同じ3番の1楽章ではファーストを弾かれていた。2曲のレッスンにあたりヴァイオリンでファーストとセカンドの両方を受講するのは良いなと思った)。Kさんのレッスンを聴講するのは初めてで、これで個人参加6人全員のレッスンを聴いた。

 

18:15頃、お弁当が届いた。レッスン場にテーブルを並べて全員で座る。北見先生、ヴァイオリンのYさんと話しながら食べた。

 

さて私はまだ20:15からのレッスンがある。

19時過ぎ、一旦コテージに戻って、ハイドンをさらった。

また、ベートーヴェンの楽譜に小節番号がなく、午前のレッスンで支障があった(事前準備がうかつだった)ので、スコアから記入。

 

20時前、レッスン場に戻る。

チェロHさんのシューベルトの五重奏の途中だった。個人参加6人のレッスンは、同じ順番で繰り返されているので、私は常にHさんの次になる。

ハイドン、2回目のレッスン。

みんなで一緒に動くタイミングが1人だけ合わない指摘。音程(ピッチ)についても指摘があった。

私のようなレベルのアマチュア相手には、言い出せばきりがないのだろうが、45分の枠の中で最低限これだけは、という部分を言って下さっていると感じた。

ハイドンは2回のレッスンが終わり、あと最終日の成果発表会しか弾く機会がないが、それまでの間、教わったことをちゃんとできるように練習しようと思った。

大友先生から、一部、全員ヴィブラートなしで弾いてみたらどうか、という提案も出たので、楽譜に書き込んだ。

21時過ぎ、全体としても個人としてもこの日最後のレッスンが終了した。

 

コテージに戻る。

この施設の敷地には、街灯があまりない。暗闇に目を慣らしながらこっちだよな、と歩いて行く。何しろ、猪が出ると聞いているので、ちょっとこわい。コテージからのゴミ出しも夜は控えるように言われているわけで。

コテージまわりは、道に沿って青く光る豆電球のようなものがガイドになっている。

 

何とか無事に部屋に帰り着いた。

 

こちらは、その豆電球ケーブルを翌朝見た写真(わかりにくいですかね。写真左上から右下にかけて地面を這っている)。

 

戻ってさっそく、ハイドンの復習。言われたことを楽譜に浄書する。

少し経った頃、ドアがノックされたので、まさか猪はノックしないだろうと出てみると、吉田先生が缶ビールを抱えて立っておられ、もし飲むならと言いながら下さった。

前日のバーベキューでの残りのビールらしく、レッスン場にもこんなことが書かれていた。

 

C棟とは西野先生と吉田先生のコテージだが、先生方の部屋(それも女性の部屋)へ「ビール下さい」と行くつもりはさすがになかった。

コーラくらい飲むか、と冷蔵庫に入れておいたのを出したところだったのだが、まさか先生がわざわざ配り歩いて下さるとは。

感激しつつコーラはしまって、心遣いのビールを飲ませていただいた。