昨年7月号をもって休刊した「レコード芸術」。
継続を望む署名活動が行われ、私も参加したが、休刊が覆ることはなかった。
その後、音楽之友社から新たな情報が発表された。昨年末のことだ。
「レコード芸術」を、オンラインメディア「レコード芸術ONLINE」として再生させたい、とのことだった。
そしてこれに伴い、クラウドファンディングを行うとあった。
紙の雑誌としてでなく、オンラインメディアとしての再出発。
嬉しいニュースだった。
4月10日(水)、クラウドファンディングの募集がスタートした。5月24日(金)までの45日間。
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)というプラットフォームサイトを通じての募集で、最低目標金額は1,500万円とされていた(最終目標金額は2,000万円)。
このクラウドファンディングは、「All or Nothing形式」とされ、最低目標金額に到達しない場合は、全額返金されるというものだった。
以後、ネット上で、逐次応募状況を目にするようになった。
私も当然出資することは考えていたが、どの程度のお金が集まるものか、とりあえずは様子見としていた。
応募期限の25日が近づいてきた22日(水)、そろそろ実行に移そうと思い、所定の登録を行った上で出資した。
高校の頃から長年お世話になってきた「レコ芸」の再出発に、いくらくらい投ずるべきものかは迷った。在職中であれば10万20万と考えたかもしれないが、今は無職の年金生活。5万円とした(クレジットカード決済)。
私は「602人目」の出資者だと表示された。
この時点での総額は、うかつにもメモしそこねたが確か1,100万円台。あと3百数十万円で最低目標達成という額だったように記憶する。
果たして残り2日で最低目標までいくものだろうか、と思ったが、私のように期限前に駆け込みで応募する人も少なくなかったようで、金額が積み上がっていった。
それまで同様のネット上での情報に加え、出資後はメールも届くようになった。
もしかすると1,500万円、届くかな、と思っていたが、けさネットにアクセスすると、期限1日前の昨日23:03時点で1,500万円に到達したことがわかった。
現時点では、出資者800人。総額は16,558,498円とされている。
私が出資した22日10:36以降2日余りで200人近くが出資したわけだ。額は別にしても、人数では現時点累計の25%を占める人が45日間中の2日で出資したことになる。
最終目標の2,000万円は難しいかもしれないが、ともかくこれで「レコード芸術ONLINE」は具体化することになった。
2024年9月に創刊されるという。
楽しみに待ちたい。
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