naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

「レコ芸」驚愕の16日入手~八重洲東春堂

毎月毎月、「レコ芸」を何日に買えたか、という話ですみません。
でも、今回はまったくびっくりだったので。

唐突だが、もともとの話は実はテレビ雑誌から始まる。
「TVぴあ」を、創刊以来欠かさず買っている。
たいていコンビニで買うのだが、この雑誌は他のテレビ雑誌に比べて入荷数が少ない。
昨日の水曜発売の最新号、会社の行き帰りにいくつかのコンビニで見てみたのだが、まったくないか、あっても美本でなかったりで、昨日は買えなかった。
今日は昨日より退社が早かったので、八重洲地下街から東京駅にかけての書店を見ていくことにした。
まず、八重洲ブックセンター八重洲地下街店。ここは1冊も置いてなかった。
仕方がない、八重洲南口の「BOOK GARDEN」か、と南口に向かった。

途中で、昔からある「八重洲東春堂」の前を通りかかった。
一応のぞいてみるか、と中に入った。

八重洲地下街というところは、こと書店に関しては貧しく、今でこそ八重洲ブックセンターが店を出してくれたものの、以前は、「江崎書店」(今は衣料品店に変わってしまった)とこの八重洲東春堂の二つしかなかった。
どちらも狭い店で、物足りぬことおびただしく、東京の一番の中心の東京駅に、この程度の本屋しかないことは、一大汚点ではないかと長年思っていた。

その後、駅構内に書店がいくつかでき、八重洲ブックセンターが出店して、やっと並みの状態になったというところだ。
そんなことで、現在、会社帰りに東京駅をまわって書店に寄る場合は、もっぱら八重洲ブックセンターに行くので、わざわざ狭い八重洲東春堂に入ることは、めったになくなっている。

今日にしても、最初に入った八重洲ブックセンターで目的の「TVぴあ」が買えていたら、入らなかった筈だ。
ここが驚愕の事件に遭遇した運命の分かれ目である。
こういうことがあるから、人生は面白い。

ここの店は、入って正面に音楽雑誌のコーナーがある。
雑誌が立てて並べてある中に、「本日発売」という札の表示がついた「音楽の友」が陳列されている。
そうだな、音楽の友はレコ芸より早く出るんだから、もう出てもいいよな、と思った。

例月同様、明日の17日には、八重洲北口の栄松堂書店に入荷するかもしれない、というのは、2、3日前から意識していた。
明日は会社の飲み会があるのだが、何とかチャンスを作って行こう、と予定していた。
「音楽の友」の表紙が目に入った時も、まったくそういう頭でいた。
で・・・。

ふと、見るともなく、その下の平積みの雑誌たちに目を落とすと、何と、そこに、同じく「本日発売」の札をつけた、レコ芸4月号があるではないか。
目を疑う、というのはまさにこのことだ。
不思議と早く入る栄松堂書店でさえ、17日に確実に入るとは限らない。行ってみてがっかりしたこともある。
しかも、今日は16日。
更に言えば、長年この八重洲東春堂に出入りしていて、こんな思いがけない時期にレコ芸の顔を見たことなどないのだ。

いやほんとに驚いた。
その前の店で「TVぴあ」が買えていたら、今ここにはいなかった筈なのだ。
驚きつつも、当然買った。

どういうことなのかわからない。新しい入荷流通ルートを持ったのだろうか。
(いや、それとも前記のように日常頻繁に入る書店ではないので、私がこれまで気がつかずにいただけなのだろうか)

一番知りたかったのは、今日のこの時点で、当の栄松堂書店には入荷しているかどうかだったが、さすがに南口から北口にまわる元気はなく、行かなかった(後で気がついたが、電話だけでもしてみればよかった)。

来月からは、栄松堂書店の他、こっちもチェックせねば。

ついでなので、その足で、大丸の山野楽器に上がった。
レコ芸購入日恒例のレコード購入である。
大丸の山野楽器は店が狭いので、先月秋葉原の量販店2軒でやったような「逆上買い」にはならなかった。
が、いくつかかねてリストアップのものは買った。

矢野顕子の「はじめてのやのあきこ」。
昨年12月に、武道館に小田(和正)さんのライブを聴きに行ったが、その時に矢野さんがゲストで出演(他にゆずも出た)、小田さんと「中央線」を歌った。
その折、この曲を、小田さんと一緒にレコーディングして、3月に発売されると言っていた。
そのアルバムである。
あと、レヴァイン=メトの「マイスタージンガー」全曲のDVDも買ってしまった。

それにしても、久しぶりにびっくりする、かつ嬉しい事件だった。