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ちばマスターズオーケストラ第34回ふれあいコンサート本番終了

22日(土)、村上正治記念ちばマスターズオーケストラの第34回ふれあいコンサートの本番が終了した。

 

このオケの本番としては、昨年11月の第33回ふれあいコンサートに参加しているが、この時は入団前のお試し参加だった。

翌12月に入団して、団員として迎える本番はこれが初めて。

まだ第33回は特別支援学校へ出向いての訪問演奏だったので、コンサートホールで行う演奏会もこれが初めてである。

 

団員は9:30集合とされていたので、間に合うように市川市文化会館に向かった。

ステージではピアノの調律中。

 

間もなく調律が終わり、手分けしてステージセッティング。

山台は浦安市文化会館のものよりもずいぶん重く感じた。譜面台も金属製なので重い。

 

プログラム冊子に載ったメンバー表によると、本番の弦は9・9・9・6・3。曲目からするとやや小ぶりな感じだ。

ヴィオラは団員7+エキストラ2の9人。外配置。私は前半2曲は4プルトの表、メインは2プルトの裏で弾いた。

ファーストヴァイオリンに、先日のうらやすシンフォニエッタヴィオラでご一緒したHさんがエキストラとして参加された。

 

10:20頃から最終リハーサル。

本番とは逆の曲順で進行した。

メンデルスゾーンの「スコットランド」から。

ホールで音を出すのはこれが初めてなので、指揮の小久保先生も演奏させておいて客席に下りられてサウンドチェック。

pはいい感じだが、全体に音が弱い。fやffは自分だけで作ろうとせずに、全員で作る意識で、とのお話があった。

全楽章を通した。

 

 

休憩の後は、ラフマニノフのピアノ・コンチェルト2番。

こちらも全楽章をソロと合わせた。2楽章の一部をちょっと返した。

 

再度休憩の後、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ前奏曲と愛の死。

これも前奏曲から始めて、その後ソロと合わせた。

この曲については、オケが強すぎるとの指摘。バイロイトの劇場では閉ざされた箱の中で演奏するのが本来である音楽を、ステージ上でソリストの後ろで演奏するからには、「オープントーン」にしないように、但し弱々しくなってはならない、との指示だった。

前奏曲の終わりの部分をオケだけで返し、歌の入りまでを確認。

 

エキストラの紹介が行われて、リハーサルは13時頃終了した。

13:30開場、14:00開演なのであまり時間がない。

本番衣装は、黒シャツ黒ズボン、上着、ネクタイはなし。家から着てきたので着替えの必要はない。

支給のお弁当をいただいて、ステージへ。アメリカンスタイルなので、三三五五着席して音を出した。

 

●村上正治記念ちばマスターズオーケストラ 第34回ふれあいコンサート

日 時 2024年6月22日(土) 13:30開場 14:00開演

会 場 市川市文化会館大ホール

指 揮 小久保大輔

ソプラノ 東 幸慧

ピアノ 野上真梨子

曲 目 ワーグナー 楽劇「トリスタンとイゾルデ前奏曲と愛の死

    ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番ハ短調

    メンデルスゾーン 交響曲第3番イ短調スコットランド

 

プログラム冊子から。

 

 

開演時刻となり、H団長(ヴィオラ)がマイクを持って挨拶。

「○○記念(キネン)」の名称を持つオケは日本に3つあり、ちばマスターズオーケストラはその1つだとの話。

この市川市文化会館大ホールで演奏するのは、2013年以来である話。

入場無料の演奏会を続けてきていることに関連して、「CMO友の会」への入会の呼びかけ。

 

演奏に移った。

ワーグナーラフマニノフ、いずれもソリストはすばらしい演奏を聴かせてくれた。

普通、開演して最初、指揮者が登場するとオケ全員を立たせるものだが、今回の曲目は最初の2曲ともソリストを伴うので、曲の前も後もオケが立つ場面がないまま前半を終えた。

 

休憩後、オケだけのメンデルスゾーンになって、指揮者登場で初めて立ち、客席を向くことになった。

このホールのステージに乗るのは初めてだが、すいぶん客席が広いと感じた。

 

浦安市文化会館大ホールに比べると、横幅があるように感じるし、ここは2階もある。

後で調べたところ、市川は1,758席、浦安は1,182席だからだいぶ違う。

その埋まり方から見て、5月の浦安の定期演奏会(800人超)とほぼ同じくらいだっただろうか。

 

メンデルスゾーンもつつがなく終了した。

今回、ワーグナーメンデルスゾーンは過去に弾いたことがなかったが、別途並行して取り組んでいるオーケストラ・モデルネ・東京でのマーラーの9番に比べれば、半年の練習でだいぶ楽譜にはなじんできていたので、不安なところはなかった。

 

アンコールはなし。

 

ステージを撤収して16時半頃会場を後にした。

 

2つ目の所属オケ、入団して初めての本番は無事終わった。

 

今後の活動としては、来年1月に松戸の特別支援学校への訪問演奏、そして6月に今回と同じ市川市文化会館大ホールでの演奏会が予定されている。

訪問演奏の曲目はまだインフォメーションがないが、6月の演奏会は、モーツァルトの「魔笛」序曲(偶然にも6月30日(日)のオーケストラ・モデルネ・東京、12月1日(日)の浦安シティオーケストラと、3つのオケでこの序曲を演奏する)、モーツァルトの「プラハ」、そしてドヴォルザークの7番に決まったそうだ。

7月から練習が始まる。

 

※本番往復に聴いた音楽

    ワーグナー トリスタンとイゾルデ

       バーンスタインバイエルン放送響

    マーラー 交響曲第9番、交響曲第5番のアダージェット

       ワルターウィーン・フィル

    ベートーヴェン 交響曲第4番

       セル=クリーヴランド