ブログサイト「にっけいしんぶん新聞」の秀逸なコメントと併せ読むこと抜きには、とてもまともにつきあいきれなかったと思うが、こうして最終回を迎えてみると、明日からこの作品が読めなくなるのがそれはそれでさみしい。
一応連載開始から最終回まで、何のことはない、欠かさず読んできたが、ふりかえると、ストーリーのペース配分に納得できないものを感じる。
冬香との出会いから関係を結ぶまではすごく速かったが、花火の晩に冬香を絞め殺してしまってからは、ずいぶん話の進行が遅くなった。通報までの長かったこと。そして終盤は裁判シーンばかり。
全体の構成のバランスがあまりよくないように思う。
冬香との出会いから関係を結ぶまではすごく速かったが、花火の晩に冬香を絞め殺してしまってからは、ずいぶん話の進行が遅くなった。通報までの長かったこと。そして終盤は裁判シーンばかり。
全体の構成のバランスがあまりよくないように思う。
まあ、ペース配分だけでなく、ストーリーそのものも、個人的な感想としては、そう納得のいくものではなかった。
冬香と一緒に風の盆に行く話はどうなったのか。確か夫も子供もほっぽって行くという話だった。あれにはすごく期待していたのだが、その矢先に殺しちゃったし。
それから、冬香の夫も、裁判で初めて出てくるんでなくて、菊治と冬香の関係が深まる中で、からんでほしかった。
などなど。
要するに、冬香を殺すという筋書きそのものが、何か無理を感じるというか・・・。書き始めからそういう構想だったのかどうか、わからない感じがある。殺してしまってからの流れが、何か行き当たりばったりな印象もあるのだ。
冬香と一緒に風の盆に行く話はどうなったのか。確か夫も子供もほっぽって行くという話だった。あれにはすごく期待していたのだが、その矢先に殺しちゃったし。
それから、冬香の夫も、裁判で初めて出てくるんでなくて、菊治と冬香の関係が深まる中で、からんでほしかった。
などなど。
要するに、冬香を殺すという筋書きそのものが、何か無理を感じるというか・・・。書き始めからそういう構想だったのかどうか、わからない感じがある。殺してしまってからの流れが、何か行き当たりばったりな印象もあるのだ。
終盤にきてのまとめ方、裁判結果の懲役8年はそれとして、二人の情交を正当化していくプロセスはなかなか強引だった。
今日の最終回の終わり方、特に最後の菊治のせりふなどは、何か平凡で面白くないなあ、という感じ。
日経新聞にはかなりの苦情も寄せられたとも聞くし、ある程度連載打ち切りという面もあるのだろうか。
今日の最終回の終わり方、特に最後の菊治のせりふなどは、何か平凡で面白くないなあ、という感じ。
日経新聞にはかなりの苦情も寄せられたとも聞くし、ある程度連載打ち切りという面もあるのだろうか。