naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

空前の(笑)「私の履歴書」

2013年1月。

今月の、日本経済新聞の「私の履歴書」は、渡辺淳一氏の執筆。

正直、新年最初の執筆者がこの人? という若干の違和感があった。

毎日ちゃんと読んでるわけではないんだけど、いわば見るともなく見ていると、果たして、というべきか、自己の女性遍歴の話ばかり。

うーん・・・。

職場の女性と男女の関係になり、彼女が妊娠してしまって、堕胎させたエピソードには仰天した。

エピソード自体に驚いたのではない。

それを、天下の日経の「私の履歴書」に堂々と書く感覚に、だ。
(相手の女性はさすがに仮名になっていたが)

それも「履歴」の内ということか。ある意味ではさすがだ、渡辺淳一

財界の名経営者や政治家、スポーツ界、芸能界の錚々たる方々が執筆してきたこの欄。

これまでに、職場恋愛の末の妊娠、堕胎をここで告白した人がいたとは思えない。空前のことではないだろうか。

同じ最終面の下の方に、かつて「愛の流刑地」が連載された。何かと議論を呼んだ作品だった。

あれはフィクションの世界だったが、こちらは実話。

うーん・・・。

あきれるなら読まなきゃいいじゃないか、と言われそうだが、つい、ね(笑)。

そうこうする内、既に1月も下旬に入ったのだが、当の渡辺氏、まだ医学の道にいて、本業の作家に転じていない。

あと10日しかないんだけどなあ。

ペース配分に首をかしげるところも、「愛の流刑地」を思い出す(笑)。