naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

懐かしい明るい内の京葉線

珍しく午後6時の退社、明るい内に外に出て、京葉線東京駅から18:32の誉田行きの快速に乗った。

京葉線は、東京駅地下ホームを出て、八丁堀、越中島と地下駅を通過した後に、地上に出る。

今日は、この時間の電車に乗ったので、地上に出るとまだ外は明るい。
これも大変珍しいことで、いくら夏至から間もないこの時期といっても、電車に乗る段階では暗くなっていることがほとんどだから、今日は外の明るさにちょっと新鮮な驚きがあった。

新鮮というより、懐かしかった。

というのは・・・。

04年4月から昨05年3月まで1年間出向していた時代は、これが当たり前だったからだ。

出向先は厚生労働省の外郭団体で、日比谷線仲御徒町にあった。
この職場は、午後5時15分が終業で、それは別に驚くことでもないのだが、自分の勤務先では考えられないことに、ここでは事務所が文字通り「閉まる」のだった。
今日は忙しいので、私はまだちょっと残ってやっていきます、ということが許されない。
事務所にいる70人余りの人間が、5時15分のチャイムと同時に一斉に席を立ち、事務所を出てエレベーターに乗るのだ。
これは最初の内は少なからず異様に感じた。

職場の仲間と御徒町駅近辺で飲んで帰ることもしばしばあったが、それがなくてまっすぐ帰るとなると、仲御徒町から日比谷線に乗って、5時半には八丁堀駅に着く。
そして日比谷線からJRへ。17:36の下りの京葉線に悠々間に合うのだった。

これだと当然、越中島から地上に出た時には車窓の外はまだ明るい。
そして、明るい内に会社を出るどころか、明るい内に帰宅することになるのだ。

そんな生活を1年間続けたのだが、今日は、久しぶりに会社帰りの京葉線で外が明るいのを見て、出向当時を懐かしく思い出したのだった。