11月場所５日目の土俵から

高見盛が前日の嘉風戦で右足をケガ。
いい形に組みながら土俵際で漫然ともたれこんだ代償は高かった。好調だったのに残念。

把瑠都は無傷の５連勝。外四つになりながら力を見せたが、その形になったところに甘さが見える。

前半の取組でよかったのは、若ノ鵬、栃煌山、海鵬、豪栄道。

豊ノ島、豊響の豊豊対決は豊ノ島がおっつけのよさで地力を見せたが、豊響の相撲もやはり魅力がある。

旭天鵬と時天空、長身のモンゴル勢が、いずれも懐の深さで逆転勝ち。いい相撲ではないが、これも持ち味。

琴奨菊にやっとがぶり寄りが出た。この人にはこういう相撲を見せてほしい。

どうした豊馬将。今日も踏み込み今一つ。安美錦に逆転の突き落としを食った原因だ。

３連勝の魁皇も、さすがに安馬の地力はしのげず。安馬は離れての突きに威力が備わってきた。本当に大関も夢ではない。

琴欧洲は膝が悪いそうだが、もういっそ一旦大関から下がって出直した方がいい。

琴光喜も今一つの内容。鶴竜に右四つになりながら、一気に攻められない。どうしたのか。

序盤終わって、幕内の全勝は、今日は本来の相撲だった千代大海と、把瑠都の二人。
相手をよく見た白鵬は、何とか星一つの差でついていきたいところだ。