11月場所７日目の土俵から - naokichiオムニバス

ＮＨＫの正面解説は、玉ノ井親方。
確か、昨日の正面は栃東親方だったと思う。
思ってみると、親子で関取、親子で年寄襲名というケースは珍しくなくても、親子が同時期にＮＨＫの解説を務めるというのは、非常に稀なことだ。

白露山の頭髪の後退には、真剣に心配なものがある。
まだ体力の衰えで引退という歳ではない。
その前に、頭髪の限界がきてしまいそうだ。
長年相撲を見てきたが、これほどきれいに禿げてしまった力士は見たことがない。
床山さんの技術には脱帽。

露鵬と把瑠都の一番は、まったく期待はずれ。
変化した露鵬も露鵬だが、把瑠都も立ち合いまったく横を向いてしまっている。
どっちもどっち。｢勝ちたい｣という気持ちは必要でも、ファンの喜ぶ相撲をとるという視点がまったく欠けている。両力士とも、｢喝！｣だ。

北勝力、今日は珍しくいい相撲。こういう相撲をとるなら、私も何も言わないのだが。

若ノ鵬という力士は、こういう相撲がとれるのか、とびっくり。実力者若の里と右四つにわたり合っての堂々たる相撲だった。
まだ、考え意図してとった相撲とまでは思えないが。

豪栄道が先場所に続いて好調だ。相手をよく見て余裕のある相撲ぶり。
故障もあってつまずいている栃煌山を完全に抜き返した。

出島がいい。
気迫とねばり。
一方、後手にまわったままで若手らしからぬ相撲をとった稀勢の里は厳しさ不足。

千代大海が完璧な相撲で７戦全勝。幕内で一人全勝を守った。
どこまでこの調子でいけるのだろうか。
どんだけ～？

琴光喜、今日はよかった。
胆石で思うように相撲がとれなかったのだろうが、辛抱して、昨日今日はいい。

白鵬は、立ち合いすぐ右四つになりながら、勝負を決められない。
中盤にきてこの相撲。ちょっと心配だ。