naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

11月場所11日目の土俵から

土佐ノ海把瑠都
今日も把瑠都は勝つには勝ったが内容は甘い。
脇が甘く、土佐ノ海に押された。はたいての辛勝。

若の里若麒麟
若麒麟が実力者相手に新入幕早々と勝ち越し。
これまでそう目立った相撲の印象がなかったが、今日などはいい突き、いい動きだった。
もうちょっと注意して見ていきたい人だ。

栃乃洋若ノ鵬
もう一人の新入幕、若ノ鵬は依然ヌケヌケが続く。
こっちの記録に期待したいところだ。達成されれば、もう30年以上前、十両時代の隆の里以来か。

春日王高見盛
再出場は無謀かとも思った高見盛だが、右四つで自分の相撲がとれた。
右の返しがよかった。
これで十両陥落は免れる4勝目。

この他前半戦では、北勝力豊響がそれぞれいい押しを見せた。
豊響が調子を上げてきたのが嬉しい。

時天空豪栄道
豪栄道がいい攻め。
時天空は、いい突きを見せながら、まともな攻めに徹することができなかった感じを受けた。
やはり日頃半端な相撲もとっていると、こういうことになるのだろう。

雅山豪風
星が上がらない同士だが、いい攻防だった。

豊馬将=鶴竜
個人的には応援している両者、期待はずれ同士の対戦となった。
見ていると、豊馬将の左ひじの状態がよくなさそうだ。よく前に出ながら攻めきれないのはそのためだろう。

琴奨菊=出島
7勝3敗同士は、琴奨菊が左を差して出たが、出島が逆転の首投げで勝ち越し。
出島は今後の星次第では、三役復帰の可能性も出てきた。

安馬稀勢の里
これも首投げ。首投げが2番続くのは珍しい。
安馬は相手充分の左四つに組んでしまって苦しかったが、一発逆転が決まった。
安馬としては流れのよくない相撲だったが、やはり左ひじがどうなのか。サポーターなどはつけていないが。

千代大海旭天鵬
今日は千代大海にいい突きが出た。終盤戦にきても好調を維持しているのは、この人としては上出来。

琴光喜豊ノ島
琴光喜は突きで先手、右四ついい形に組みながら、そこからの攻めが遅かったが、変に投げたり無双を切ったりせずに前に出たのがよかった。

魁皇安美錦
立ち合いのタイミングが合わなかったのが、魁皇にとっては幸いした形。
安美錦がちょっと躊躇した感じがあり、そこをはたいた。
はずみで勝った一番。首の皮一枚つながった。

白鵬朝赤龍
白鵬が相手をよく見てはたいた。悪くはないが、という内容。
朝赤龍は負け越し。

2敗 白鵬琴光喜千代大海把瑠都
3敗 出島、若麒麟

相変わらず、トップをいく2敗力士の中に、優勝に向かって驀進している、という感じがする力士が一人もいない。
しいて言えば、比較的内容がいいのは千代大海だが。