naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

出身地(国)別力士数

毎月購読している、読売新聞社の「大相撲」に、先の7月場所の番付に載った力士の、出身都道府県、出身国別の人数が一覧表の形で掲載されていた。

まず、幕内力士(42人)を2人以上出しているところ。

  8人 モンゴル
  5人 青森県
  3人 高知県大分県
  2人 福岡県、茨城県熊本県、石川県、山口県、ロシア、グルジア

十両も含めた関取(70人)を2人以上出しているところ。

  13人 モンゴル
  7人 青森県
  4人 熊本県高知県、ロシア
  3人 愛知県、福岡県、静岡県大分県
  2人 千葉県、兵庫県広島県茨城県、石川県、山口県グルジア

これを見ると、本当に、今の相撲界がモンゴル勢に支えられていることがわかる。
確か、初代横綱若乃花、元理事長の花田勝治氏が、モンゴル相撲の視察に行ったのがきっかけだったと記憶するが、モンゴル出身力士が、これほどに主流を占めるようになると、花田氏自身、予想していただろうか。
今回のモンゴル巡業は、相撲界の現状からすると、遅きに失した感もある。

外国人力士と言えば、高見山がパイオニアで、以後、曙、武蔵丸小錦と、ハワイ(米国)出身力士が中心だったが、現時点では、米国出身力士は一人もいない。どうしてなのだろうか。

国内で考えると、北海道出身力士がいなくなったことが目を引く。最近でも、千代の富士北勝海大乃国と、横綱を相次いで輩出した北海道だが、現時点では、力士数でこそ17人で16位にいるが、関取はゼロ。同じ北国の青森県が、モンゴルを除けば国内首位にいることと対比すると、さみしい限りだ。

あと、出身力士が一人もいない、という県が二つ。富山県鳥取県だ。
遠くヨーロッパからも入門がある今日だが、日本国内で、プロの力士が一人もいない県があるとは。

「江戸の大関より土地の三段目」と言われる。
自分の県に、力士が一人もいないという状況では、相撲人気の翳りもやむを得ないことなのだろうか。

ちなみに、我が千葉県は、幕内力士ゼロ。十両に、春日錦と若荒雄がいる。
その若荒雄は、9月場所では幕下陥落が濃厚・・・。
幕内経験のある、春日錦に、是非幕に戻ってほしいところだ。