naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

3月場所2日目~5大関全員1勝1敗

NHK総合テレビは、国会中継のため、17:05からの放送。

幕内前半戦は連続リプレイでの紹介。そのため、あまり落ち着いて観られなかったが、いい相撲だったのは、山本山栃ノ心豊真将豊ノ島など。

把瑠都は、今日も突いて出たものの、安易にはたいてしまい、琴奨菊がつけいって前に出ると、青房下で土俵を飛び出したが、琴奨菊も早く土俵に落ちた。
軍配は琴奨菊にあがったが、物言い。協議の結果は、把瑠都の足が出る前に、琴奨菊の手が先についたということで、差し違え。妥当な判定。行司としては、把瑠都に軍配をあげるべき相撲だったと思う。

琴欧洲は、昨日と同じく張り差しにいったのが裏目。昨日はうまくいったが、今日は脇が空いて、栃煌山にもろ差しを許してしまった。こうなれば、栃煌山も力が出る。深く差さず、左ははずにあてがって、攻めて出た。

琴光喜は、突いてくる雅山に突きで応戦したが、差して組む機会をつかめぬまま、雅山の引き落としにばったり。琴光喜、得意の負け方。

日馬富士は、内容は悪かったものの、星を拾った。立ち合い左を差したものの、形を作る前に、稀勢の里に左から突き落とされ、後ろを向かされた。これでだめかと思ったが、何とか向き直ると、稀勢の里は勢い余ってのめりながら、赤房下に飛び出していった。
日馬富士らしい俊敏さが出たとも言えるが、全体には、動きのいい相撲ではなかった。

豪栄道が低い体勢で左を差すと、魁皇は、右から小手に振った。
豪栄道としては、大関にひっぱりこまれた感じだったが、もっと動いて相手の横にまわるべきだった。そうすれば、今の魁皇なら崩せただろう。

千代大海は、旭天鵬を突けず。旭天鵬は立ち合いすくうように左を差し、千代大海の左をひっぱりこんだ感じだった。四つになっては勝手が悪い千代大海は、かまわず出るしかなかったが、やはり攻めきれず、旭天鵬が正面に寄り返した。

これで、昨日負けた大関は勝ち、昨日勝った大関は負けたことになり、5大関全員が1勝1敗。

朝青龍鶴竜は、鶴竜が立ち合い低く出て、一瞬二本のぞかせたものの、前に出たのは朝青龍。まわしにこだわらず、向正面に押し出した。止まることなく終始攻めて、相手を圧倒。さすが横綱という相撲。力強さを感じた。

白鵬は、北勝力に、昨日のリプレイを観ているような相撲。白鵬は、立ち合い左前まわしをすばやくとり、右差し。上手を引きつけて、青房下へ一気の寄り。北勝力は、立ち合いもろ手で突き放そうとしたが、腕を伸ばす前に横綱に密着されてしまった。
白鵬の立ち合いが、明日以降もこの形で安定すると、ちょっと手がつけられないことになるだろう。