naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

野球マンガみたいな

ヤンキース松井のワールドシリーズMVPの快挙に隠れてしまったが、日本シリーズ第5戦にはしびれたねえ。

帰りの電車の中で、携帯電話のワンセグで観ていた。

0-1でずるずると回が進み、8回の裏、代打大道が粘りに粘った末の同点タイムリー。
ここで家に着いた。

エレベーターで上がって、家のテレビで、小笠原とラミレスの凡退を観て、で、ちょっと目を離していたら、「えっ!? 1-2?」。

ちょっとの間に、何が起きたんだ?

高橋のホームラン?

勘弁してくれよ、山口・・・。

せっかく、やっとの思いで同点になったのに、直後にホームランなんてさあ。
ホームランだけは打たれちゃだめでしょ。

もう9回なんだよ。

観てる側だけでなく、ベンチもきっと「負けた」と思っただろうね。

札幌に移動して、2連勝しなかったら日本一はない。これは厳しい。

ところが!

9回裏、先頭の亀井が武田久の初球を同点ホームラン。

これだけでも神がかりなのに、谷凡退の後、阿部がサヨナラホームラン

このへんは、風呂のラジオで聞いてました。

いや、しかし、こういう大試合で、こういうことがあるんだねえ・・・。

ほんとに、まるで野球マンガみたいな筋書きだよね。「ドカベン」とか。

ところで、「野球マンガみたいな試合」ということで思い出すのは、私の場合、何と言っても、76年の巨人=阪急の日本シリーズ第6戦。

このシリーズ、初戦から3連敗で後がなくなった長嶋巨人、何とか2連勝して迎えた第6戦は、0-7と大敗ムード。

ところが、ここから反撃に転じたジャイアンツが、コツコツと点を返していき、最後、延長10回に高田のサヨナラヒットで、8-7と大逆転勝利をしたのだった。

当時私は大学3年生。それこそ「ドカベン」に没頭していた時期だったので、一緒にいた友人たちと、「野球マンガみたいだな」と興奮したのをおぼえている。

3連敗3連勝。ここまできたら、第7戦もとって日本一だ! と思ったのだが、後楽園でスタンドを敵に回しながらの好投をみせた足立にやられてしまって・・・。
あれは悔しかった。

日本シリーズでの「3連敗4連勝日本一」は、86年の西武(対広島)が達成した。
そして、89年にはジャイアンツ(対近鉄)も。

あと、野球マンガみたいな、というともう一つ、00年のジャイアンツの優勝決定ゲーム、対中日戦だ。

この試合に勝てば優勝、というジャイアンツは、この試合、8回まで0-4の劣勢。

しかし、9回裏に、満塁のチャンスを作ると、江藤が同点満塁ホームラン。

そして、続く二岡が優勝を決めるサヨナラホームランを打ったのだった。これ、確か初球じゃなかったかな。

これも、ほんとにこれ以上ない劇的な幕切れだったなあ。

あ、すみません、全部ジャイアンツの試合で(笑)。

さてさて、今日は札幌ドームで第6戦。一気に決めてほしいが、どうか。