ヴァーレク指揮、プラハ放送響の演奏で、3番のシンフォニーの余白に入っている。
LP時代から今に至るまで、録音はほとんどないと思う。このヴァーレク盤は貴重な1枚だ。
スコアも売っているのを見たことがないし、演奏会にとりあげられることもまずない。
スコアも売っているのを見たことがないし、演奏会にとりあげられることもまずない。
でも、いい曲だ。
何故知っているか。
実は、この曲、私のヴィオラデビュー曲なのだ。
だから、中プロだった「アルジェリア」組曲が、ヴィオラ弾きとしてのデビュー曲。
(ヴィオラを弾き始めて、最初に乗った本番がこの曲、という人間は、人類の歴史上、世界的に見ても、何人もいないんじゃあるまいか(笑))
(ヴィオラを弾き始めて、最初に乗った本番がこの曲、という人間は、人類の歴史上、世界的に見ても、何人もいないんじゃあるまいか(笑))
それにしても、有名でも何でもない、この曲がどうしてプログラムに乗ったんだろうか。
この演奏会、シベ2の後のアンコール曲を用意しておらず、第4曲の「フランス軍隊行進曲」を急遽演奏したと記憶する。
※その過去記事 「ユニ響でだけ弾いた曲」
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/62593923
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/62593923
ボロディンの2番などは、それ以前の鑑賞歴がほとんどなかったこともあり、聴けばユニ響を思い出す曲の筆頭になっている。
同様に、この「アルジェリア」組曲も、その後演奏する機会はまったくなく、前記の通り、音源もほとんどなければ、生の演奏会でとりあげられることもないのだから、私にとっては、大学オケの回想なしに聴くことは不可能な音楽だ。
さらに言えば、大学1年生のあの時に出会っていなかったら、たぶん、40年近く経つ今も、この曲を知らないままだった可能性が高い。
まさに一期一会、あれが千載一遇の出会いだったと言える。
それはそうと、もっと有名になり、聴かれてほしい佳曲なのだが、残念だ。