休憩の後、14:55からいよいよ練習。
いきなり全曲の通し演奏だ。
初めての団体、初めての曲。ついていけるのか? 大丈夫かな・・・。
トップのKさんは、相当練習を積まれているようで、後ろをひっぱってくれた。
また、Uさん始め、周囲のメンバーもとてもしっかり弾かれていて、音がよく聞こえてくるので、いやあ本当に助かった。
大きく落ちる場面はなく、何とか弾き終えることができた。やれやれ。
また、Uさん始め、周囲のメンバーもとてもしっかり弾かれていて、音がよく聞こえてくるので、いやあ本当に助かった。
大きく落ちる場面はなく、何とか弾き終えることができた。やれやれ。
しかし、晩年のベートーヴェン、むちゃくちゃな楽譜書くよなあ・・・。
アニュス・デイなどでは、「第九」の終楽章にもあるような、何でこんなに音を飛ばして書くんだ、というような分散和音がやたらと出てくる(例えばこれ。1枚目の画像)。
アニュス・デイなどでは、「第九」の終楽章にもあるような、何でこんなに音を飛ばして書くんだ、というような分散和音がやたらと出てくる(例えばこれ。1枚目の画像)。
全曲通しの中、オケ全体としては、1回だけ止まった。
アニュス・デイの途中、練習記号Q、プレストのところが崩壊した。
惜しかった・・・。
アニュス・デイの途中、練習記号Q、プレストのところが崩壊した。
惜しかった・・・。
全曲通しに85分。やはり長い曲だなあ。
16:20、休憩。
16:30、再開。
今度は、楽器を弾くのでなく、先生のレクチャー。
配られた資料を見ながら、ベートーヴェンについて、「ミサ・ソレムニス」について、30分ほど説明を受ける。
まず、ベートーヴェンの生涯の年表から、「ミサ・ソレムニス」の作曲時期など。
ベートーヴェンの経済状況。「ミサ・ソレムニス」を出版社に売り込むにあたって、ベートーヴェンはビジネスとしては結構いかがわしいことをしたとのお話。ベートーヴェンって、ヤな奴なんだ。何か演奏する意欲が低下するような気がした(笑)。
面白いと思ったのは、最終的にショット社という会社に楽譜を売った時、「第九」は600CMフローリン(通貨単位)、「ミサ・ソレムニス」は1,000CMフローリンだったという点。ベートーヴェン本人は、後者に作品としての価値を置いていたことになる。
ベートーヴェンの経済状況。「ミサ・ソレムニス」を出版社に売り込むにあたって、ベートーヴェンはビジネスとしては結構いかがわしいことをしたとのお話。ベートーヴェンって、ヤな奴なんだ。何か演奏する意欲が低下するような気がした(笑)。
面白いと思ったのは、最終的にショット社という会社に楽譜を売った時、「第九」は600CMフローリン(通貨単位)、「ミサ・ソレムニス」は1,000CMフローリンだったという点。ベートーヴェン本人は、後者に作品としての価値を置いていたことになる。
17:00、返し練習。
まず、キリエ。
続いてグローリア。
続いてグローリア。
グローリアの途中で、またレクチャー。
ベートーヴェンのこの作品に取り組む意気込みについて。
そろそろ交響曲は卒業し、これからは教会音楽に力を入れようと決意した彼は、過去の真正な教会音楽の勉強がまず必要だと考え、図書館で先人の宗教曲の楽譜を色々勉強し、その中で、バッハとヘンデルの作品を評価するに至ったとのこと。
ベートーヴェンは、特に、言葉と音楽の統一を重んじたようだ。
ベートーヴェンって、やっぱり偉いんだ。演奏する意欲が回復(笑)。
そろそろ交響曲は卒業し、これからは教会音楽に力を入れようと決意した彼は、過去の真正な教会音楽の勉強がまず必要だと考え、図書館で先人の宗教曲の楽譜を色々勉強し、その中で、バッハとヘンデルの作品を評価するに至ったとのこと。
ベートーヴェンは、特に、言葉と音楽の統一を重んじたようだ。
ベートーヴェンって、やっぱり偉いんだ。演奏する意欲が回復(笑)。
そう言えば、アニュス・デイの練習記号Nから始まるフーガのメロディ(2枚目の画像)を弾いていて、ヘンデルの「ハレルヤ・コーラス」の途中で出てくる「and He shall reign for ever and ever」のメロディの引用では? と思った。
私は不勉強で、これくらいしか気がつかないが、もしかすると、他にもバッハやヘンデルからの引用があるかも?
私は不勉強で、これくらいしか気がつかないが、もしかすると、他にもバッハやヘンデルからの引用があるかも?
グローリアの続きを練習して、18:00から休憩。
また、資料テーブルの端には、参加者の所属団体が近く行う演奏会のチラシを置くコーナーも。
松本モーツァルト・オーケストラ、千代田フィルハーモニー管弦楽団、中野区民交響楽団、八王子フィルハーモニー管弦楽団、都筑オーケストラ、鎌倉交響楽団、なごみ合奏団、沼津交響楽団、富士ミューズフルートアンサンブル等々。
横島先生が指揮をされる演奏会も多く、ご活躍ぶりがわかった。
こういうのがわかっていたら、浦安オケの11月の定期演奏会のチラシ持ってきたのに・・・。
松本モーツァルト・オーケストラ、千代田フィルハーモニー管弦楽団、中野区民交響楽団、八王子フィルハーモニー管弦楽団、都筑オーケストラ、鎌倉交響楽団、なごみ合奏団、沼津交響楽団、富士ミューズフルートアンサンブル等々。
横島先生が指揮をされる演奏会も多く、ご活躍ぶりがわかった。
こういうのがわかっていたら、浦安オケの11月の定期演奏会のチラシ持ってきたのに・・・。
18:15レクチャー再開。
今度は、作曲経過等。
ベートーヴェンは大変な苦心をしてこの作品を書いた。そもそも、着手から4年もかけていることが異例であり、スケッチは700枚もあるとのこと。
スケッチの調査によれば、グローリア冒頭の主題が確定するまで15回、クレドの主題は24回書き直されているそうだ。
先人の作品を調べ上げ、言葉と音楽の統一をめざしての意欲作に、ベートーヴェンは、「心より出ず、願わくば再び心に至らんことを」という願いをこめて取り組み、平和を祈って書き上げたとのこと。
ベートーヴェンは大変な苦心をしてこの作品を書いた。そもそも、着手から4年もかけていることが異例であり、スケッチは700枚もあるとのこと。
スケッチの調査によれば、グローリア冒頭の主題が確定するまで15回、クレドの主題は24回書き直されているそうだ。
先人の作品を調べ上げ、言葉と音楽の統一をめざしての意欲作に、ベートーヴェンは、「心より出ず、願わくば再び心に至らんことを」という願いをこめて取り組み、平和を祈って書き上げたとのこと。
次はクレドの練習。
練習記号Fの前まで練習して、またレクチャー。
作中用いられるドリア旋法について。
また、「第九」でも出てくる、ヴァイオリンを欠くヴィオラ以下だけの編成が、この作品にも用いられていること(クレドの練習記号E、サンクトゥスの練習記号D)。そうした祈りの音楽は、ノン・ヴィブラートで演奏することになった。
また、「第九」でも出てくる、ヴァイオリンを欠くヴィオラ以下だけの編成が、この作品にも用いられていること(クレドの練習記号E、サンクトゥスの練習記号D)。そうした祈りの音楽は、ノン・ヴィブラートで演奏することになった。
以後、クレドの続きを練習。
19:10、横島先生の指導による今日の合奏は終了。
休憩の後、19:20から、同行のTさんという若い指揮者による合奏。
これは指揮講習と称する時間で、我々オケを練習台にした、Tさんの指揮の勉強の時間ということのようだ。
これは指揮講習と称する時間で、我々オケを練習台にした、Tさんの指揮の勉強の時間ということのようだ。
サンクトゥスを練習。
途中、横島先生からTさんへのダメ出し。
いくつか同じところを何度も何度も返したが、これはオケにとっても、少なくとも私個人には、自分がさらう機会になって大変ありがたかった。
途中、横島先生からTさんへのダメ出し。
いくつか同じところを何度も何度も返したが、これはオケにとっても、少なくとも私個人には、自分がさらう機会になって大変ありがたかった。
20:15、予定より15分超過して今日の練習は終了。
避暑気分で来た佐久は全然涼しくなくて、しかも体育館には冷房がなかったので、練習していて相当暑かった。バテた・・・。
20時半頃、佐久創造館を出発して、宿泊先のホテルに移動する。メンバーの自家用車とホテルのバスに分乗し、10分ほどで到着。
ヴァイオリンのMさんという方と同室。
案内によると、とりあえずホテルで夕食、その後、22:00からホテル近くの居酒屋「村さ来(むらさき)」を予約済み。その村さ来は0時閉店なので、その後のために中込駅近くの白木屋も予約してあるとのこと。いやすごいね(笑)。
横島先生から、皆さんと色々話したいので、2泊する内、1回は飲み会に参加して下さい、と呼びかけがあった。
ということで、ホテルのバンケットルームで、そのとりあえずの夕食を済ませ(ビールかジュース、ワンドリンク付き。追加飲み物は各自で購入する)、案内通り、22時過ぎ、浦安オケのMちゃんと連れ立って村さ来へ。
0時、村さ来はとりあえずお開き。
明日もハードそうなので、白木屋は見合わせてホテルに戻って寝た。