naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~本番前日、疲労困憊のGP

日 時 : 2014年5月24日(土) 14:30~20:30
場 所 : 浦安市文化会館大ホール
指 導 : 本番指揮者N先生
内 容 : 合奏
曲 目 : ベルリオーズ、グノー、フランク、アンコール
弦人数 : 14・10・9・9・6
弓の毛 : 3本(ベルリオーズ1本、グノー終曲2本)

本番前日、GP。

ステージセッティングの後、曲順に、返しながらの練習。

練習の冒頭に、N先生から、こういうお話があった。

今回、初めて本番指揮者としてやってきたが、このオケは、とても真面目で、言うとすぐに変わる(が、次の練習では元に戻る、とも)。
言えばそのように変わるのは、とてもいいことだが、「言われたからこう弾いています」という音がしている。

そうではなく、皆さんとして、こうやりたい、こういう音を出したい、この音楽は、ここでこうしたらいいんじゃないか、という音楽の仕方がほしい。

それができたら、きっと、一つ上のステージに上がれます、というお話だった。

ベルリオーズ「ローマの謝肉祭」、グノー「ファウスト」のバレエ音楽、フランクの交響曲、アンコール曲。

今回の曲目を弾くにあたり、試行錯誤してきた弓の持ち方だが、最終的に、どの曲も短く持つことに決めた。

ゴシゴシと圧力をかけた音が出ないように、ということだが、唯一、グノーの終曲だけは、その持ち方だと、速い動きに弓をさばききれないので、そこだけ普通に持つことにした。

長めの休憩を置いて、曲順に通し演奏。

ベルリオーズは、通しの後、冒頭部分だけ返した。コールアングレのソロにつけるヴィオラのきざみが乱れたからだ。明日はしっかりやらないと。

グノー。

フランクでは、全曲を通した後、要所数点の返し。

最後にアンコール。

練習の最後にも、N先生から、冒頭と同じ趣旨のお話があり、明日は、この音楽は、こういうふうにしたらいいんじゃないかな、というような気持ちを持って、各自、とにかく楽しみましょう、と言われた。

長時間のGP。ほんとに疲労困憊。きっと、私だけではないだろう。

個人的には、まだまだ楽譜がちゃんと読めていないところや、弾けていないところが、多々ある。

明日、午前のリハーサルが終わったら、開演までの間、楽屋でさらおうと思っている。本来、そんなことではだめなのだが。

それはさておき、今回の定期演奏会、Iさんとプルトを組み、前半は私、後半はIさんがトップを務める形で練習してきた。

Iさんは、去年の今頃、入団された方で、今回、初めてトップをお願いしたが、練習も熱心にされたそうだし、とてもよく弾かれるので、隣で弾いていて安心感があった。

特に、フランクでは、しばしばディヴィジの形で、2音の和音を弾く場面があるのだが、いいバランスできれいに響くように合わせながら音を出すのは、とても楽しかった。

「まず、プルトで合わせる」というのは、オケの弦では基本的だが、こういう楽しさは、必ずしも毎回、誰とでも味わえるものではない。

そんな楽しさのあるIさんとのフランクも、明日1日で終わりかと思うと、ちょっとさみしい。

今回の定期演奏会に向けて練習してきたこの半年、個人的には、オケ内外の諸事情があって、それまでのようには、オケを心底楽しむ余裕がない場面が少なくなかった。

でも、とにかく明日は本番。

N先生が言われるような意味でできるかどうかはわからないが、自分なりに楽しめる時間を過ごせればと思う。

※練習往復に聴いた音楽
   グノー 「ファウスト」のバレエ音楽、ワルツ
      カラヤンベルリン・フィル(1971年録音)
   グノー 「ファウスト」のバレエ音楽
      小澤征爾=ボストン響
   ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
   フランク 交響曲
      パレー=デトロイト
   ドビュッシー 「映像」第1集、「映像」第2集、子供の領分
      ベネディッティ=ミケランジェリ