今日18日(火)、移動の途中、空き時間ができて、銀座の山野楽器本店に立ち寄った。
時間調整なので、特に目的があったわけではなく、楽譜売場とクラシックのCD売場をぶらぶらしただけだったが、楽譜売場で、ある本が、ふと目に止まった。
「鉄のバイエル」。
「バイエル」という言葉が目に入り、「鉄って何だ?」と立ち止まって見てみると、「鉄道発車メロディ楽譜集 JR東日本編」とある。
パラパラとめくったら、面白そうなので、買い求めた。寄ってよかったなー。
この本、私が知ったのは今日だが、奥付を見ると、2008年3月に刊行されたもので、私が買ったのは、2017年6月の第15刷。ヒット作なんだ。
松澤健という方が、あちこちの駅で流れる発車メロディを、ピアノで弾けるように、楽譜に起こしたものだ。
101曲も収録されている。発車メロディだから、短い。ほとんどの曲が、1ページ、大譜表2段に納まっている。
101曲は、「接近音」から始まる。電車が入ってくる前に流れるあれね。
以後、夥しい発車音の楽譜が続くのだが、びっくりしたのは、どれにもちゃんとタイトルがついていること。
それから、それぞれの曲の楽譜には、「○○駅×番線」と付記されている。これは、鉄道マニアでピアノを弾く人には、たまらないんじゃないだろうか。
ひと通りの楽譜を眺めてみて、これ、知ってる! というものもあれば、知らないものも多く、私の「鉄」レベルでは、楽しみきれない感じだ。
それでも、京葉線など、なじみの路線の曲は、なかなか嬉しい。
それから、新木場駅上りホームで流れる、もの悲しいメロディ。ある時、王子駅で同じメロディを聞いてびっくりしたことがあるが、これは、「シンコペーション」という曲。「東大宮1番線、小金井3番線、新木場2番線、王子1番線ほか」と書かれている。
曲ごとに、難易度表示も。★が一番易しく、★5つまである。
今度の週末にでも、易しいものだけ選んで、弾いてみよう。
一つ、わからないことがある。
この本、何故、ダイヤモンド社の発行なんだろう。