naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

11月場所2日目

平日とは言え、あまりにもさみしい客入りではないか。
ここまで来ると、「いい相撲さえ見せれば客は戻ってくる」式の協会の認識も甘いと言わざるを得ない。
今日の朝日新聞が指摘していたが、前売り券は当日売りとの価格差がないそうだ。
これも含め、協会の営業努力がやはり足りないと言うことか。

安馬が今日も時天空にいい相撲をとった。明日以降も期待したい。

稀勢の里北勝力に快勝。昨日の敗戦がこたえたか、気持ちを引き締めてきたようだ。左の攻めが昨日とは全然違った。
明日は横綱と初顔の対戦となる。稀勢の里の力士人生を左右する一番になるかもしれない。

琴欧州は不戦勝で肩すかし。
昨日の敗戦の後、今日はどうかというのが注目だったが、相撲をとらずしての白星が明日どう出るか。
これで気が楽になるのか。
むしろ、相撲をとらなかったことに懸念ありと見る。

白鵬玉乃島に完敗。
今日は変化なくまともな立ち合いではあったが、鋭さとか強さ、圧力がまったくない。
これでは以後の展開もやむなし。
もともと立ち合いに威力のある人ではないが、今日の相撲を見ると、足の回復がはかばかしくなく、昨日の変化もやむを得ない作戦だったのかとさえ思ってしまう。
古い力士を引き合いに出してしまうが、かつての先代貴ノ花の、突き刺さるような鋭い立ち合いをふと思い出した。

琴光喜垣添を下したが、今日もほめられる相撲ではない。琴光喜の引きに乗じてうまく入れなかった垣添にも限界はあったが。

魁皇は昨日とは一転して不可解な相撲。
いくら元大関とはいえ、雅山であれば、もっと余裕をもってとれていい筈だが。
右四つの相撲になったが、魁皇からその形を望んだとはもちろん思えない。
一方的な展開での敗戦は理解に苦しむ。
もう1、2日見たい。

栃東は無難だったが、千代大海も完敗。
合い口のいい筈の旭天鵬が相手なのに、今日も昨日に続いて立ち合い当たって突っ張りながらも下がっている。
馬力がなくなったと言わざるを得ない。

朝青龍は一応無難な勝利。
昨日も今日も動きはいいし、相手をよく見ているとは思う。
ただ、途中で左から張ったのは悪手。
一瞬上体が浮いた。そこを突ける相手だったら危なかったと思う。