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68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

退職の日

9日(金)、A社(西新宿)の株主総会をもって、同社の常勤監査役を任期満了退任。

そして昨16日(金)、B社(三軒茶屋)の株主総会が開催され、同社の監査役を任期満了退任した。

これで、前職41年、A社、B社の4年、計45年あまりの会社生活を終えた。

 

16日朝、駅へのバスを待ちながら見上げた空。ここからバスに乗ることはこれからもあるが、朝、会社に向かうために乗るのはこれが最後だ。

毎日乗ってきたのは6:19のバス。話をしたことはないものの、顔をおぼえた人が何人かいる。この人たちとバスに揺られるのも最後。「私、皆さんとこのバスに乗るの、今日が最後なんですよ」と言いたくなる。もちろん言わなかったが(笑)。

 

出社して、社長室始め社内の挨拶にまわる。

PCの整理。

株主総会は、16:15からだが、ひと通り挨拶を終え、PCもかたづくと、もはややることがない。

机まわりの掃除も既に一昨日済ませている。

時間が経つのを待った。

 

株主総会の時間が迫ってきたので、社章、社員証、名札を総務部の担当者に返却し、総会会場である社内の会議室に移動した。

 

16:15、株主総会開会。株主席には、社員あるいはOBの株主が座った。一般株主の出席はなかった。

 

予定の議題は、特段の質疑もなく淡々と進み、株主総会は16:27に閉会した。

 

1978年4月1日(土)に始まった会社生活が、2023年6月16日16:27に終わり、この時点で、私は所属する会社や肩書きから離れた。

一個人、naokichi。

 

総会後は取締役会が開催されたが、私はもちろん無関係。

取締役会後に行われた懇親会には参加した。

 

最後なので、4年間お世話になった人たち、できるだけ多くと話をした。

 

懇親会の途中で、退任監査役として場に紹介してもらい、挨拶を述べる時間が与えられた。

監査役としてどのような心構えで仕事をしてきたか、またこの会社への思いなど、少し長くなってしまったが、しゃべらせてもらった。

話した後、思いもかけぬ記念の品を贈られ、涙が出た。

 

19時半過ぎ、会社を後にした。

「会社に通う」という行為が終わった。

 

さだ(まさし)さんの「退職の日」が収録されたアルバム、「夢の轍」のリリースは1982年12月。

私は27歳だった。

あれから40年あまり。

この歌が描く内容と、自分自身の今回のリタイアは、ずいぶん異なるが、「完全リタイア」という点で、思うところはある。

 

   さだまさし 「退職の日」 歌詞

      https://www.uta-net.com/song/62268/

 

※過去の関連記事

   定年の日。38年前のこと。
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/65251162

   満65歳の年度末
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/03/27/110405

   A社の常勤監査役を退任
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2023/06/11/161012