昨2日(土)、ミューザ川崎での東京交響楽団からハシゴする形で、かめありリリオホールで行われた、ザ・ニュースペーパーの公演を観た。
もう30年くらい前になるだろうか。浦安シティオーケストラに入団して日曜日は練習に出かけるようになる以前、日曜日のだらだら生活では、昼食時にビールを飲みながら「上岡龍太郎にはダマされないぞ」を観るのが常だった。この番組に毎週ザ・ニュースペーパーが出演していた。主に政治家を鋭く風刺する面白さにひきこまれ、機会があれば一度実演を観てみたいものだと思っていた。
以後そうした機会がないまま過ごしてきてしまったが、9月頃に公演の新聞広告が目に入り、そうだ一度行かねば、と思ったのだった。その広告の公演は都合がつかなかったのだが、他にないかと調べてこの公演のチケットを買った。
かめありリリオホールは、亀有駅南口駅前のイトーヨーカドーの9階にある。
駅のホームから見える。建物の右上にホールの名前が。
エレベーターを下りるとそこがホール入口。既に並んでいる人がいた。
開場定刻の16:30より5分ほど早く開場したので入る。
ホワイエから望む夕空がきれいだった。
私の席は、5列6番。満席に近い盛況だった。
16:55、1ベルが鳴った途端に、緞帳の前に2人登場。麻生元総理、菅前総理。前説のように少しやりとりをして、その後緞帳が上がった。
以後の登場人物。
岸田総理
バイデン大統領(その後、トランプ、プリゴジン、ジョンソンに変身)
ゼレンスキー大統領
石破元幹事長と藤井八冠
皇室ご一家と侍従長
最後の皇室ご一家だけは、さすがにズバリと名乗らなかったが、上皇ご夫妻、天皇ご夫妻、皇嗣ご夫妻、清子さんを想像させる内容だった。
最後に「2033年のニュース」を読み上げる風刺。
カーテンコールに出演した8人が並んだ。
18:32終演。1時間半ほどの公演だった。
メンバーは入口のところで見送ってくれた。
期待にたがわぬ面白さだった。
今朝の新聞からもネタを仕入れる情報収集。
風刺の着眼。もちろんユーモアのセンス。
また遠からず行ってみたい。
(右隣に座っていた男性が、ギャグのたびに大きな声で笑っていた。寄席やお笑いの公演においては客席側の反応は大切なのだろうが、マスクをしない状態でワハハワハハとやられるのには少々ひるんだ。小田(和正)さんのツアーでは、やっと今年、客席も歌って良いことになったが、歌う場合はマスク着用が求められている)
※ザ・ニュースペーパーオフィシャルサイト