1日(土)は、オーケストラ・モデルネ・東京の練習に今季初参加。
このオケに参加するのは、2021年、2022年に続いて3回目である。
名前の通り、近現代の作品をとりあげることをコンセプトにしているオケで、2021年にはマーラー10番のアダージョ、2022年にはヒンデミットの「画家マティス」と、所属オケではとりあげそうにない曲を経験できた。
今回はマーラーの9番である。
短期集中で仕上げるのがこのオケのもう1つの特徴で、今回は5月25日(土)が初回練習だった。本番1ヶ月前である。
この初回練習は、浦安シティオーケストラの本番前日GPと重なって参加できなかったため、1日の2回目の練習に今季初参加となった。
マーラーの9番は演奏経験がない。
昨年10月にマウントあさまのワークショップに参加して5番を勉強したが、とても難しくて2泊3日の日程ではとてもついていけなかった。
浦安オケきっての名手(ヴァイオリン)のYさんが、別オケで9番に取り組んでおられ、難しいよー、と言っていた。彼女が言うなら5番にも増してさぞや、と思った。
とりあえず、初回参加に向けて家で譜読みをしてみたが、なるほどこれは大変だ。
もっと前から練習しておくべきだったが、いかんせん、4月は室内楽セミナー、5月は茂木大輔先生のワークショップと浦安の本番と続いたため、その余裕がなかった。
ともかく、合奏に参加して、オケで弾くとどんな感じがつかむのが先決と、月島の練習会場に向かった。
9:00~13:00の午前コマと14:00~16:30の午後コマの練習である。
9時前会場のオープンとともに入場。セッティングをしたが、今回は対向配置。
(前2回の参加時はヴィオラは外配置だった)
弦の参加は12・8・3・6・5でヴィオラが極度に少なかった。午前コマではトップのTさんに促されてトップサイドに座った。満足に弾けるかどうかわからないのに一番前か、と思ったが、どの道僅か3人では後ろに行ったところで大同小異だ。腹をくくった。
(3人目の参加者が午前と午後でチェンジされ、午後コマでは後ろに下がった)
指揮の篠﨑靖男先生が来られ、練習開始。
モーツァルトの「魔笛」序曲からスタート。この曲は、大学オケの時から何度も弾いてきているので、気は楽だ。
(たまたまだが、浦安の次の定期演奏会の前プロでもある)
短い序曲だが、1時間かけて練習した。
休憩の後、いよいよマーラー。さあどうなることか。
1楽章から練習した。
なるほどこれは大変だ。最初の内はそうでもないが、音楽が動き出すともうめまぐるしくてついていけなくなる。
休憩をはさんで13時過ぎまで練習して、昼食休憩。
初めて来る土地だが、表に出たらジョナサンの看板が見えたので、そこで食べた。
2日前に須田祥子さんにいただいたサイン。
14時からの午後コマも1楽章をさらに練習した。
休憩の後、15時半頃から3楽章。
今日は2つの楽章だけかな、と思っていたら、最後に4楽章も練習した。よかった。
16時半過ぎ終了。
ともかくも、2楽章以外は実際に経験することができたが、いや、やはり大変だ。
3楽章、4楽章は何とかなる気はする。
1楽章はそうはいかない感じだ。転調が頻繁なこと、臨時記号が多いことで、まず1つ1つの音符をつかみきるのが相当大変そうだ。普段弾いている曲と、音の動きが全然違う印象もある。楽章全部にわたってではないが。
そして、今回やらなかった2楽章が、個人練習した限りでは、同様の意味でさらに難物のように感じる。
このシンフォニー自体は知っている(2年前の「画家マティス」は曲自体を知らなかったので大変苦労した)ものの、耳で聴いていたのと実際弾いてみてのギャップには驚いた。
本番まで1ヶ月を切っている中、これは家で相当さらわなければ。
間に合うかどうかわからないが、ともかく楽譜を身体に入れる、身体におぼえさせることがどれだけできるかだ。
オケとしての練習は、16日(日)、22日(土)、23日(日)。いずれも2コマ練習で、16日2コマ中1コマは弦分奏である。
あとは29日(土)の本番前日練習だ。
これしかないのだが、22日はちばマスターズオーケストラの本番があって欠席となる。
その点からも、個人練習でがんばるしかない。
※練習往復に聴いた音楽
ショスタコーヴィチ ピアノ協奏曲第2番
ラヴェル ピアノ協奏曲
バーンスタイン=コロンビア響
アルカント四重奏団
小澤征爾=ボストン響
ラヴェル 道化師の朝の歌
ラヴェル ラ・ヴァルス
モントゥー=ロンドン響
ラヴェル 「ジャンヌの扇」のファンファーレ