音楽之友社の「ONTOMO MOOK」シリーズとして、6月27日(木)、「指揮者小澤征爾 世界のOZAWA軌跡と継承」が発売された。
2月に小澤さんが亡くなった時、小澤さんをテーマにした書籍の発刊を期待したのだが、音楽書籍の本丸と言うべき音楽之友社がやはり出してくれた。
発売日には書店に行くチャンスがなく、29日(土)にオーケストラ・モデルネ・東京の練習に行く途中、ペリエ千葉のくまざわ書店で買い求めた。
赤い表紙は何だか小澤さんのイメージに合わないような気がしたが、聞くところでは、小澤さんが愛したボストン・レッドソックスのチームカラーを採用したのだそうだ。
そうだったか。
「ONTOMO MOOK」では、かつて「小澤征爾NOW」を刊行した。1994年のことである。もう30年になるが、大変充実した内容で、今日に至るまで折にふれて開いている。
今回の本は、「第1章 世界への飛翔 日本~フランス~アメリカ」「第2章 世界最高峰に立つ ウィーン/ベルリン/パリ」「第3章 日本から世界へ 教育への情熱」の3章から構成されている。
期待していたディコグラフィもついているのがありがたい。
じっくり読みたい。
ところで、「第3章 日本から世界へ 教育への情熱」の中に、オーケストラ・モデルネ・東京の指揮者、篠﨑靖男先生が執筆された文章が載っている。
「齋藤秀雄『指揮法教程』」という文章だ。
このことはネット上で知っていた。
ちょうどこの本を買ったその足で、本番前日練習、浦和に1泊しての本番と、篠﨑先生との時間を過ごしたので、サインをいただこうと思いついた。
30日(日)の本番当日、午前の最終リハーサルが終わったところで、篠﨑先生のところへ行き、前日に買ったばかりの本を出してサインをお願いした。
また次回、篠﨑先生にお目にかかる機会があれば、小澤さん、齋藤メソードについてうかがってみたい。
さて、小澤さん関連書籍、河出書房新社の「KAWADE夢ムック 文藝別冊」シリーズとして近々出ないかと大いに期待している。
「別冊太陽」あたりもとりあげてくれないかな。
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