naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

お弁当

「じゅうじゅ」で頼んだ御刺身定食。

運ばれてきて、瞬間、「ちょっとごはんの量が少ないかな」と思った。

外で定食を食べる場合、おかずとごはんの量のバランスっていうのは結構微妙である。

「ごはんのおかわり自由」と書かれていればまあいいのだが、そうでないと、おかわりの半ライスをもらうのが結構恥ずかしかったりする。

今日は結局出てきたごはんだけで食べきったのだが、食べながら何故か思い出したのが、ホテルで出す弁当である。

会議とかセミナーか何かでホテルを使ったりする。
で、昼食に松花堂弁当か何かが出てくる訳だが、ホテルで出す弁当で、「うん、ごはんがどっさりあって嬉しいな」ということは、皆無である。

ホテルのことなので、おかずの方は、何やら懐石風の、当ホテルの厨房の職人が技の限りを尽くしました、みたいな、こじゃれたものがあれこれ詰め合わせてある。
まあそれはいい。

しかし、たいていは、ほぼ正方形の重箱を「田」の形に区切った、4分の3のスペースがおかずで、残り4分の1がごはんである。
絶対的におかずに対してごはんの量が足りないのだ。
それも、その4分の1にごはんが詰め込んであればまだ許そう。
これもたいていは、そのごはんというのが、梅の花の形かなんかに型抜きしたやつで、空間だらけなのだ。

こんなところで「半ライス」はますます言えない。
ということで、おかずを口にしては、角砂糖大くらいの大きさにごはんをこそげとっては、残量を気にしつつ食べるのである。

そうでしょう? 皆さん。

そんなことを考えながら、御刺身定食を、しかしおいしく頂いたのでありました。