naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

入社同期の仲間とのつきあい

どこの会社でもそうだと思うが、入社同期の仲間とのつきあいというのは、なかなか浅くないものがある。

私は78年(昭和53年)に新卒で入社したが、同期は18人だった。技術系11人、事務系7人。
入社3年目までに技術系、事務系1人ずつが依願退職してしまったが、他の16人は今でも勤務を続けていて、今年の4月で29年目に入る。

入社直後に、現場研修があった。新人に現場というものをわからせる、という目的で、我々事務系も含めて、1ヶ月ほどの間、作業服、ヘルメット、安全靴で、現場作業をした。
全員が一緒にいたこの期間、現場宿舎で寝食を共にし、特に事務系の者にとっては不慣れな肉体労働に明け暮れた日々は、全員の結束を堅くさせてくれた。

そんなこともあり、我々の同期は結構仲がよく、他の同期に比べても集まって飲んだりする機会が多い。

20日も、在京の者だけでの飲み会をやった。
単身赴任で名古屋勤務のYが週末帰宅するというのに合わせてセットしたのだが、そのYが仕事の都合で急に来られなくなってしまい、あいにくだった。
一方、東北勤務のKがたまたま昨日今日と上京しているという情報が入ったので、声をかけて参加してもらった。私は、このKと会うのは、記憶が確かならば、新入社員研修以来である。
Kの参加を聞いて、今夜は別の宴席があったT(以前このブログに登場してもらった)も、宴席終了後に合流。
合計5人の飲み会で、久しぶりのKとの再会ということもあって、大いに盛り上がったのだった。

新入社員研修の後は、皆勤務地がばらばらになっており、全員が集まる機会というのは、仕事の面ではまずない。

そういうことで、我々の同期では、5年ごとに旅行をしている。

初回は入社10周年の88年、新入社員研修の最初の宿舎になった、逗子にある会社の保養所でやった。
この時は、皆仕事が忙しく6人しか集まれなかった。直前になってのキャンセルも多かった。
この教訓を踏まえ、5年後に旅行することを決め、費用を積み立てようという申し合わせをした。金の積立をすることで、参加率が上がるのではないか、というねらいである。
そして、15周年の93年、キャンセルしにくいように、海外旅行にしよう、とソウルに2泊3日で出かけた。海外ということもあって、非常にいい思い出になった。
以後、20周年の98年は登別・札幌、25周年の03年は高松・高知と旅行を重ねてきている。
全員参加という訳にはなかなかいかないが、それでも毎回大方の者は集まって、いい旅行ができている。
嬉しいことだ。

ところで、入社同期といっても、大学院卒の者がいたりして、年齢には幅があるので、定年退職の方は同時に迎える訳ではない。定年制度が年齢を基準にしている以上、考えてみれば当たり前なのだが、そうは言っても、一緒に入社式に出て、一緒に研修した仲間で、定年を迎えるタイミングが一緒ではない、というのはさみしい話だ。そんなことを意識する年齢になってきた。

03年に旅行をした際に、次は30周年の08年、という話になりかかったのだが、年齢が上の者から、「そうすると、その次の35周年の13年には、もう会社にいない」という話が出た。
それでは今後は3年毎に旅行をしようという案で衆議一決したのだった。
そうすれば、全員が定年までにもう2回みんなで旅行できるという訳だ。

早いもので、今年がその3年目。旅行の年なのだ。
昨日のように一部の者で集まって飲むと、決まって次の旅行はどこへ行こうかという話が出る。
あそこへ行きたい、ここへ行きたい、という案があれこれ出る。
まあ、飲み会であって、機関決定の場ではないので、決まりはしない。飲んだ流れで色々無責任な案を言い合っているだけだ。

昨日のところは、「東北方面に行こう」という「結論」になった。
散々酔っ払った挙げ句のことなので、果たして本当にそうなるかどうかは、きわめて心もとないのだが・・・。