naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

久しぶりに国立で花見(1)~四半世紀以上(?)ぶりの国立の桜

今日29日(土)、国立(くにたち)まで桜を観に行ってきた。

国立は、76年4月から78年3月までの2年間住んだ街だ。大学3年生から卒業までの時期である。

初めて国立に行ったのは、73年の3月だったと思う。高校3年生になる直前の春休みに木更津から上京、一家4人で、受験候補の大学を見てまわったのだ。
田舎者が初めて三多摩に行ったので、慣れずに乗った中央線が武蔵小金井止まり。後続の電車が来るまでホームで待ったのを覚えている。
初めて訪れた国立の街は、とても雰囲気が素敵で、折からの春の暖かさも手伝って、いっぺんに気に入ってしまった。
念願かなって、その国立で2年間生活することができた。

その国立は、桜の名所でもある。

駅前から南にまっすぐのびる「大学通り」の両側は、桜並木。
一橋大学桐朋学園、国立高校に至る区間に、約170本の桜が立ち並んでいる。

満開になると、それは見事なもので、国立に住んでいることの喜びを感じる一つだった。

4年生になる年、77年の春、「来年は卒業してしまうから、この桜を観るのもこれが最後だ」と思い、自転車に乗って大学通りを走りまわり、桜の写真を何枚も撮った。

卒業後、当初は桜の時期に合わせて国立を訪れたりしていたが、最後に国立の桜を観たのはいつのことだっただろう。
はっきりした記憶がないが、妻は今日が初めてなので、四半世紀以上、30年近く前かもしれない。

久しぶりに国立に桜を観に行きたい、と思ったのは、数日前。
国立は、都心や千葉に比べると桜が咲くのは遅い。
みごろはいつごろだろう。
ネットで調べてみたら、この週末あたりは結構よさそうだ。

  ※「くにたち桜守」 http://www005.upp.so-net.ne.jp/k-sakuramori/

ということで、昨日休暇をとっての3連休の中日、思いきって行くことにした。
思ってみれば、卒業して丸30年の春なのだった。