そのバスで、珍しいなと思ったのは、「前乗り後払い」方式であることだった。
私はバスを頻繁に利用する方ではないので、自分の知る限りでの話だが、千葉や東京ではあまり見かけない方式だ。
新浦安あたりを走っているベイシティバスだと、均一料金でない場合でも、前から乗り、その時に目的地を運転手に申告して、所要の料金を払って、後ろから下りる。これも「前乗り前払い」方式。
私が住んでいる千葉で多いのは、「後ろ乗り後払い」方式。
後ろから乗って、整理券をとり(もしくはプリペイドカートを通し)、ブザーを押して、前から下りる時に整理券番号に応じた運賃を支払う。
日頃、そんなやり方に慣れているため、前から乗るらしきことがわかったので、「前払いですか?」と思わず聞いたら、運転手さんが「後払いです」と言う。気がつくと、乗車口のステップのところに整理券の発行機があって、次の人が整理券をとっていたので、あわてて私もとった。
で、終点の宇都宮駅まで、30分弱乗車。
下りるところでブザーを押した乗客は、前に行って、運賃を払って下りている。
そのバス停で乗る人も、前から乗るので、つまり、前のドアは、乗る人、下りる人が競合する形になる。
そして、後ろのドアは、結局一度も開閉しないのだ。
そのバス停で乗る人も、前から乗るので、つまり、前のドアは、乗る人、下りる人が競合する形になる。
そして、後ろのドアは、結局一度も開閉しないのだ。