KAZUMASA ODA TOUR 2008 「今日もどこかで」
※速報記事
待ちわびたライブ! (開演前)
http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/56351498.html
ミラーボール (「ラブ・ストーリーは突然に」の時)
http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/56352718.html
アンコール (1回目のアンコール、「またたく星に願いを」の時)
http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/56353462.html
待ちわびたライブ! (開演前)
http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/56351498.html
ミラーボール (「ラブ・ストーリーは突然に」の時)
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アンコール (1回目のアンコール、「またたく星に願いを」の時)
http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/56353462.html
たまたまだが、3年前も、真駒内、武道館の2公演だった。
前回の真駒内の時は、アリーナ24ブロック1列目で、そこが、花道の先端。小田さんが、手を伸ばせばさわれるくらいの距離に来てくれる席だった。
(画像は、今回の座席図。前回とはアリーナのブロックも、花道のデザインも異なっている。前回座ったのは、今回の座席図だとアリーナ29番ブロックくらいだったと思う)
前回の真駒内の時は、アリーナ24ブロック1列目で、そこが、花道の先端。小田さんが、手を伸ばせばさわれるくらいの距離に来てくれる席だった。
(画像は、今回の座席図。前回とはアリーナのブロックも、花道のデザインも異なっている。前回座ったのは、今回の座席図だとアリーナ29番ブロックくらいだったと思う)
今回の座席は、南スタンド15ブロックの79番80番。前から7列目。後ろにもう2列あって、その後ろが通路。さらにその上にも席がある。
曲目リストは、前の記事の通り。
3年ぶりのライブ。この間、「クリスマスの約束」や、「LIFE-SIZE」で、小田さんのライブ演奏は目にしているが、やはり、目の前で生の演奏が展開されている、というのは違う。
3年ぶりに、小田さんのステージに接し、健在ぶりを確認できて嬉しかった、と書きたいところなのだが・・・。
やはり、3年の歳月の重さ、というものを少なからず感じさせられたライブだった。
直前に行われた19日(火)の山梨公演のステージ上で、声の調子をおかしくした、という話を、公式サイトで目にした。
ライブが始まって、すぐ、小田さん、やっぱり疲れてるのかな、と思った。確かに声が出ていないような気がしたし、それだけでなく、全体に、伝わってくるパワーが、以前ほどに感じられない。
2回目のMCの時に、しゃべりながら、しきりと左手でのどのあたりを、つねるように、さするようにしていた。
やっぱり、自分でも声が思うように出ていないのか?
やっぱり、自分でも声が思うように出ていないのか?
全体をふりかえって感じたことをいくつか挙げると・・・。
前回のツアーに比べて、走らなくなった。アリーナに花道を配置して、あっちへ行ったりこっちへ行ったりするのは同じなのだが、あまり走らない。歩いての移動が多かった。
アンコールあたりでは、数歩歩いては立ち止まってまた歩く、という動作で、もしかして具合が悪くなったのか、とさえ思ったりした。
アンコールあたりでは、数歩歩いては立ち止まってまた歩く、という動作で、もしかして具合が悪くなったのか、とさえ思ったりした。
これは前回のツアーでもそうだったが、MCが多い。
今回も、前半は、1曲歌うとしゃべり、また1曲歌うという形。後半は曲つなぎでたたみかける構成なので、前半は、力を温存するためにそうしたのかもしれない。
今回も、前半は、1曲歌うとしゃべり、また1曲歌うという形。後半は曲つなぎでたたみかける構成なので、前半は、力を温存するためにそうしたのかもしれない。
フルコーラス歌わず、部分的にカットしての演奏が、前半、多かった。これも、後半に向けてのスタミナ温存なのだろう。
それと、一部の曲ではあるのだが、テンポが本来よりも遅い演奏があった。「夏の日」と「ラブ・ストーリーは突然に」。
これはどうしてなんだろう。バンドの方がたまたまそういうテンポをとってしまったのか、リハーサル段階で申し合わせたことなのか。
これはどうしてなんだろう。バンドの方がたまたまそういうテンポをとってしまったのか、リハーサル段階で申し合わせたことなのか。
「ご当地紀行」をはさんだ後の後半は、しかし、声も復調し、パワーが戻った感じだった。
「キラキラ」では、ステージから、我々が座っている向かい側のスタンド席にのぼり、そこから客席間の通路を移動しながら、場内を1周。
最終的には、我々の座席のすぐ後ろも通って、ステージに戻った。
「キラキラ」では、ステージから、我々が座っている向かい側のスタンド席にのぼり、そこから客席間の通路を移動しながら、場内を1周。
最終的には、我々の座席のすぐ後ろも通って、ステージに戻った。
小田さんがアリーナに下りる、というのは、オフコースの最後のツアーの時にもあったし、最近のツアーでも時々目にするが、スタンド席まで上がって行ってというのは、初めて見た。
お客さんも、小田さんが近くに寄ってくると、やはり我を忘れるようで、自分の席を離れて、小田さんが移動してくる通路の方に駆け寄っていく。妻もそうしていた。
お客さんも、小田さんが近くに寄ってくると、やはり我を忘れるようで、自分の席を離れて、小田さんが移動してくる通路の方に駆け寄っていく。妻もそうしていた。
2度のアンコールを経て、終演は21:35。18:40の開演だから、約3時間のステージだった。
05年は58歳でのツアー。そして、来月、小田さんも61歳となる。
この3年はやはり大きいのかな、と思えてならなかった。
この3年はやはり大きいのかな、と思えてならなかった。
小田さんは、ゴルフ始めスポーツをやるし、日頃ジムで鍛えていると言うが、いくら一般の60歳よりは若々しいイメージの人だとは言っても、既に5ヶ月近く、あちこちをまわってきた今、結構、ご本人としては辛いところにいるのかもしれない。
年齢のことは、バンドについても言えるかもしれない。もう長く観てきている園山(光博)さんが、何か元気がないように見えた。
(でも、全体にはこれまで通りのハイレベルな演奏だった。私は、稲葉(政裕)さんのギターがとても好きなのだが、ずいぶん髪は白くなったが、パフォーマンスは健在で嬉しかった)
(でも、全体にはこれまで通りのハイレベルな演奏だった。私は、稲葉(政裕)さんのギターがとても好きなのだが、ずいぶん髪は白くなったが、パフォーマンスは健在で嬉しかった)
さらに言うと、お客さんも高齢化している(笑)ので、ハイテンポな曲でスタンディングになっても、それが終わるとすぐ座る。長い時間、立ったまんまではいられないんだね。面白い。
小田さんも、バンドも、お客さんも、みんな歳をとったんだ。
小田さんが、アンコールのMCで、「お互いに健康に気をつけて」というようなことを言った。私の会社は、従業員の平均年齢がだいぶ上がってきているので、社内ではよく聞くセリフだが、ライブのMCの中で、健康云々の話が出るのは、何か珍しい気がした。
自分にとって未知の年齢で(もちろんいつもそうだが)ここまでツアーをやってきて、小田さんとしても、色々思うところがあるのだろう。
それが、そういう言葉になったのかもしれない。
それが、そういう言葉になったのかもしれない。
とりあえずは、来月末の大阪の最終公演まで、あと1ヶ月ちょっと、小田さんには何とか乗り切ってほしいし、個人的には、来月の武道館で、真駒内以上のパフォーマンスを見せてほしいと思う。
次のツアーがあるのかどうか。
勝手な言い方ではあるが、単独でのこれだけの規模のツアーを、またやるのは小田さんにとって厳しいのでは、と懸念する。
半年のツアーの疲れからすると、来年ツアーをやるのは無理だろうし、2年後、3年後となれば、悲しいことではあるが、小田さんもそれだけ歳を重ねる。
勝手な言い方ではあるが、単独でのこれだけの規模のツアーを、またやるのは小田さんにとって厳しいのでは、と懸念する。
半年のツアーの疲れからすると、来年ツアーをやるのは無理だろうし、2年後、3年後となれば、悲しいことではあるが、小田さんもそれだけ歳を重ねる。
本数を減らすか、あるいは、間を置きながら、もっと長期にやるか。
そのへんは、小田さんご本人やスタッフが考えることだが、ファンの一人としては、とにかく無理をしてほしくない、と思う。
以前も記事に書いたことだが、ポップス系のアーティストが、年齢を重ねて60代に至り、どのように「終わって」いくのか、というのは、日本でも海外でも、歴史上、まだ未知の部分だ。
病気をする人も出てきている。
病気をする人も出てきている。
アーティストの加齢と、そのアーティストが作ってきた音楽との関係。
年齢と音楽の戦い。
年齢と音楽の戦い。
人によっては、ある年齢ですっぱりと引退するかもしれない。
あるいは、パフォーマンスの方を変貌させる(例えばキーを下げるとか、歌う曲を選ぶとか)ことで、年齢との折り合いをつけざるを得ない局面もあるのかもしれない。
あるいは、パフォーマンスの方を変貌させる(例えばキーを下げるとか、歌う曲を選ぶとか)ことで、年齢との折り合いをつけざるを得ない局面もあるのかもしれない。
クラシック系のアーティストだと、もうたくさんの事例があるし、この問題は、別に音楽家に限らず、どんな仕事にもついてまわることなのかもしれない。
私は、8つ年上の小田さんの今後を、これからもずっと見ていきたいと思う。