1月場所3日目。
東京場所で、いつも、西土俵のテレビに映る席に座る、黄色いドテラを着た年配の男性。今場所も健在。
エリツィン大統領に似ている。
千代白鵬と
鶴竜の対戦は、本当に値打ちのある、いい相撲だった。
めまぐるしい攻防になったが、
千代白鵬が止まらず、
鶴竜にじっくり構える場面を与えなかったのが、勝因。
鶴竜は、最後、辛抱しきれなかった。
新
大関日馬富士が、とうとう初日から3連敗。
立ち上がるまでに仕切り、表情が硬く、緊張がうかがえたが、過去14勝2敗と圧倒している
豊ノ島に完敗。
自分の相撲がまったくとれなかった。内容的には、今日が一番よくなかった。
何とか、ここを乗り越えて、強い
大関になってもらいたいが。
(あ、それから、今場所の番付、
日馬富士が最下位の5人目になっているのは、おかしいと思う。いくら新
大関でも、
魁皇は先場所途中休場であり、
日馬富士は優勝同点の成績なのだから)
朝青龍が3連勝。過去分のいい
旭天鵬相手ということで、気持ちに余裕があったか。
内容としては、3日間では一番よかった。動きがよく、自分の形を作る速さがあり、好調時の相撲をちょっと思い出させた。
場所前の稽古では、さんざんな状況だったようだが、場所に入ってからは、とにかく気力と気迫を感じる。それが白星につながっていると思う。
このまま勝ち込んで、優勝争いにからんでくれば面白いが、とりあえずは、序盤5日を無傷で乗り切ることだ。