naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

市川友佳子&御法川恵里奈演奏会

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昨9日(金)、浦安オケでお世話になっている、市川友佳子さんの演奏会を聴きに行った。

●Yamaha Ginza 室内楽サロンコンサートシリーズ 2016~2017

日 時 2016年12月9日(金) 18:30開場 19:00開演
会 場 ヤマハ銀座コンサートサロン
ヴィオラ 市川 友佳子
ピアノ 御法川 恵里奈
曲 目 コレルリ ラ・フォリア
     ブラームス ヴィオラソナタ第1番ヘ短調
     ペンデレツキ カデンツ
     ドビュッシー ベルガマスク組曲から「月の光」
     クラーク ヴィオラソナタ
     [アンコール] ヴュータン 夜

市川友佳子さんには、浦安オケの昨年6月の定期演奏会で、メンデルスゾーンのコンチェルトを弾いていただいた(指揮:横島勝人)。

その後の定期演奏会でも、エキストラとしてご支援下さっている。今年6月の定期演奏会では、ヴィオラパートに加わっていただいた。

そんなご縁から、この演奏会のご案内をいただいた。会場には、浦安オケのメンバーが何人も。

コレルリの後に、市川さんのMC。

市川さんと御法川さんは、東京藝術大学の同期生なのだそうだ。

そして、次のブラームスソナタを、「ヴィオラを始めた時から、いつかは弾きたいとあこがれていた曲」と紹介された。

日頃のオケ活動の中で、ヴィオラ弾きにとって、最も嬉しい作曲家はブラームスだ、と思っているが、我ながらけしからぬことに、そのブラームスヴィオラソナタを、愛聴しているわけではない。

渋い音楽だ。でも、ここにしかない世界がある。

休憩の後、最初のペンデレツキは、無伴奏ヴィオラの曲。

思ってみれば、これまで現代曲をそれなりに聴いてきた中で、ペンデレツキの音楽は、聴いたことがなかった気がする。

想像していたよりも、聴きやすく、魅力も感じた。

次の「月の光」は、御法川さんの独奏。

最後のクラークのソナタも、初めて聴く曲だ。というより、クラークという作曲家自体を知らなかった(恥)。

プログラムの曲目紹介に、「彼女」とある。女性なんだ。女性作曲家というのも珍しいな。

同じく曲目紹介に、「ドビュッシーの音楽からも強く影響を受けている」とある。

聴いていると、確かにドビュッシーを思わせる響きがする一方、時に、ヴォーン=ウィリアムズのようなイギリスのひなびた音もする。

両者が重なって進行する部分は、とても不思議なテイストだ、

1楽章は、フランクのヴァイオリン・ソナタを想起した。

2楽章は、スケルツォ? とても魅力的な音楽だと思った。

3楽章は、軽快なテンポの音楽だが、軽くはない。終始緊張感のある音楽だと感じた。

クラークの他の作品も聴いてみたいと思った。

アンコールとして、ヴュータンの「夜」という曲が演奏された。ノクターン、という感じの、しかし、甘すぎない曲だった。

アンコールでのMCで、市川さんがヴィオラを始めて来年で10年になるとのお話があった。何だ、私の方がキャリアは長いんじゃないか(爆)。

その来年は、東京文化会館でのリサイタルが予定されているとも話された。その折には、また是非聴かせていただきたいと思う。

終演後、浦安オケのメンバーで、市川さんにご挨拶。また、妹さんである加藤小百合さんにもご挨拶した。加藤さんには、来年春の定期演奏会で、ブルッフの1番のコンチェルトを弾いていただくことになっている。

会場を出て、コンミスのRちゃん、ヴィオラのIさん、チェロのIさん、Sさんと、ライオンへ。

素敵な音楽の後のビール。遅い時間まで、さんざん飲んだ。楽しい夜だった。

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