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68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

あれから42年後の西新宿勤務

再三書いているが、3月末で、41年間勤務した会社を退職し、4月からはグループ会社2社に勤務している。

 

1社は西新宿、もう1社は三軒茶屋だが、比率としては西新宿の方がメインである。

 

(今回のこの異動について、これまで、このブログを始めとするSNS上では、「4月から転職した」という書き方をしばしばしてきた。つい最近、高校時代の友人から、「グループ会社に移籍する場合は、「転職」とは言わない」との指摘を受けた。そうなんですね)

 

ところで、西新宿にあるこの有名高層ビル。

 

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実は、42年前、大学4年生の時、就職活動で一番最初に訪問したのが、この会社だった。

 

私の頃は、会社訪問解禁は、4年生の10月1日だった、

 

1977年10月1日、スーツに身を包んだ私は、真っ先にこのビルの下に並んだのだった。

 

それから、併せてターゲットにしていた、と言うよりも、実はここよりも本命だった国際通信関係の会社も、西新宿だった。

 

もちろん、他のエリアにある会社もいくつもまわったものの、私にとって、一生に一度の就職活動の思い出は、新宿西口なのである。

 

就職活動でこのあたりを歩いていて知った、カレーハウスイレブンイマサは、今でもある。

 

しかし、私の就職活動は円滑には行かず、西新宿のこれらの会社については、良い結果が得られなかった。

 

最終的に、それまでの就職活動においてまったく視野になかった、建設業の会社に就職することになり、翌1978年の4月に入社した。そして、41年の勤務を経て、3月に退職したわけである。

 

志望していた会社に入れず、考えていなかった建設業に身を投ずることになったのは、その時の私にとっては、一つの挫折だった。

 

何故、今、自分はこの会社にいるんだろう、という気持ちは、入社後1年程度は心にあったと記憶している。

 

しかし、この歳まで勤め上げたわけだから、もちろんその後、会社に対する気持ちは変わっていった。そうさせてくれたのは、会社という「器」ではなく、そこで接した多くの人たちだった、と今は振り返っている。

 

そうしたことはさておき、この40年余り、何かの用事でこの西新宿に来ることがあると、やはり決まって、あの22歳の秋を、少々のほろ苦さと共に思い出してきた。

 

そんな私が、退職後、西新宿に勤務するようになるとは、想像もしていなかった。

 

人生って面白いなあ、と思う。

 

志望した会社には翌年入社できなかったけど、実に42年後に、それらの会社をそばに見ながら、西新宿で働くことになるなんて。

 

長く生きていると、色々なことがあって、楽しいな。

 

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