naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ご近所アンサンブル月例練習~ボイス、ドヴォルザークなど

千葉そごうでの父母との昼食後、帰宅。
一服してすぐ、13時からは、月例、ご近所アンサンブルの練習である。

前回は、12月30日というおしつまった日に集まったが、年が明けてから初めての練習。
いつもの、マンションの集会室へ。

セカンドのHiさん、チェロのIさんが来られていた。
とりあえず、その3人でできるもの、ということで、Hiさんが持ってこられた弦楽トリオ(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)の楽譜で合わせる。
この楽譜は色々な作曲家の作品をトリオにアレンジしたものらしい。
1ページ目から始めて、ハイドンホフマイスターの作品を弾いている内に、セカンドヴィオラのTさんが来られて、4人でやる。

しばらくして、ファーストのHoさんから連絡があり、急な事情で行けなくなったとのこと。
残念だが仕方がない。今日は4人で、ということになる。

まず、ウイリアム・ボイスのシンフォニア1番。
これは、チェロのIさんがお気に入りの曲で、楽譜を提供しているサイトからダウンロードしたものを、以前にメンバーにメールで送って下さっていた。
3楽章からなるシンフォニアを合わせてみる。
ボイスという作曲家は名前くらいしか聞いたことがなかったが、イギリスの人で、時代としてはヘンデルの頃だそうだ。
弾いてみると、我々がよく弾くヘンデルのコンチェルト・グロッソのような、まあバロック系の音楽なのだが、どことなく、近代イギリスのヴォーン=ウィリアムズの音楽につながるような、ひなびた味わいが感じられる。
Iさんによると、8曲のシンフォニアはどれもいい曲だということなので、今後、他の曲も合わせるチャンスがありそうだ。

次に、これもIさんがダウンロードしてきた、コレルリの「クリスマス協奏曲」。
このコンチェルト・グロッソは、学生時代に、仲間内で何かの機会に合わせた記憶がある。
レコードは、オーリアコンブの演奏を、当時愛聴していた。懐かしい。
そういえば、少し前に、浦安オケの弦の有志で、弦分奏の空き時間に、ちょっとだけ合わせたことがあった。
いい曲だ。いつものヘンデルもいいが、このコレルリもすばらしい。特に最後のパストラーレの楽章は美しい。曲締めの、すっと引く感じが何とも言えない。

Hoさんの欠席で、フル編成でないので、持ち寄った楽譜で適当に弾く、という感じになってきた。

さて、次は何をということになり、たまたま私が持ってきていた、ドヴォルザーク変ホ長調の弦楽五重奏をやってみることにした。
この曲も、私は学生時代に仲間内で合わせたことがある。
しかし、それ以来なので、ほとんど初見に近い。
他のメンバーは、こういう曲があったのをご存知なく、まあともかくやってみようということで始めた。
Hiさんにファーストヴァイオリンにまわっていただき、セカンドヴァイオリン抜きの形。
手ごわそうな楽譜で、挫折がありそうだと思っていたが、やってみると、初見(もしくはそれに近い)の者ばかりにもかかわらず、もちろんところどころ止まりはしたものの、全4楽章、ギブアップはなく、一応は弾き通すことができた。大したものだ、と一同自画自賛(笑)。
1楽章は、どこか弦楽四重奏曲アメリカ」を思わせる楽想。
変ホ長調の曲なのだが、2楽章のスケルツォは#5つ、3楽章の変奏曲にいたっては♭7つ(何調というんだ?)。しかも至るところに臨時記号が出てくる。大変であった。
自分のパートだけで手一杯だったが、必死でまわりが全然見えなかったものの、これはなかなか味わいのある音楽であるかもしれない、という気配くらいは感じた。
ちゃんと練習してもっと余裕ができたら、結構これは楽しいかもしれない。

集会室は17時まで借りていて、まだ時間があったので、我々の今の本命の曲もやっておこうということで、モーツァルトのK515の弦楽五重奏曲。
ファーストヴァイオリンのHoさんがいない。また折悪しくTさんがセカンドヴィオラの楽譜を持ってこられていない。
ということで、ヴァイオリンはファースト抜き、ヴィオラは二人でファーストを弾くという、4人でありながらパートは3つ(笑)という形で、3楽章と4楽章をやった。
ところが、これがこれでなかなか練習としては意味があったのだ。
ふだんはファーストヴァイオリンのメロディをキーにしてアンサンブルしていたりする訳だが、2つのパートがないことで、互いのパートが何をやっているのか、よくわかるのだ。
結構これは思わぬ収穫だった。オケでいえば、全体合奏と分奏の違いみたいな感じだ。

そうこうする内、予定の4時間が終わり、今日の練習は終了。
また来月、というところだったが、あいにく来月はマンションの集会室の予約が既に全部の週末に入ってしまっている。
どこか別の会場をさがすことになった。さてどうなるか。