naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~岩井海岸「川きん」で合宿(2日目その3)

イメージ 1

  (写真)初見大会終了後の舟盛り!(しかしアンサンブルに没頭していて食べられず)




合宿2日目、11日(日)。

夕食の後、合奏前に、15分ほどアンサンブルをやることになった。
アルビノーニオーボエ協奏曲である。
これは、当オケの団長でもあるH氏が、合宿前から、やろうとメールで連絡してこられた曲。
H氏も、昨日から合わせる機会をねらっていたようだが、「晩飯食ったら、合奏の前にやりましょう」と声がかかった。
ホールで、1楽章と3楽章を合わせる。
H氏からは、これを是非、5月の本番前のロビーコンサートでやりたいとの希望。
やりましょう、ということになる。
これで、ロビーコンサートについては、昨晩のベートーヴェンのゼプテットと合わせて、早くも出し物が2つ決まった。

「初見大会」の前に、少しショス5のフィナーレを返すことになった。

<合奏>

日 時 : 18:00~18:30
場 所 : ホール
指 導 : Y先生
曲 目 : ショス5(4楽章)
弦人数 : 3・4・1・5・2

今回のショス5、フィナーレは、早めに作ってしまうとのお話。

そして、いよいよ「初見大会」。

これはY先生の発案のようで、先生のお話によると、演奏会の曲を練習するのもいいが、色々な作曲家の曲を弾いて、それぞれの個性にふれることは、大変ためになるので、この機会にやることにした、とのこと。
以下、宅配便で大量に届いていた楽譜を使っての初見大会となった。
ホワイトボードに、用意された曲が書き出され、「どれからやろうか」と希望を出し合いながら進んだ。

<初見大会>

日 時 : 18:30~22:00
場 所 : ホール
指 揮 : 下記
曲 目 : 下記
弦人数 : 4・3・1・5・2

S先生
  ○モーツァルト  「フィガロの結婚」序曲

団内指揮者K氏
   ブラームス   交響曲第1番(1楽章、4楽章)

Y先生
  ○プロコフィエフ 古典交響曲(1楽章~3楽章)
  ○グリーグ    ホルベルク組曲(第1曲、第2曲) ※弦のみ
   ベルリオーズ  序曲「ローマの謝肉祭」
  ○ワーグナー   「タンホイザー」序曲
  ○ヴェルディ   「運命の力」序曲
  ○ホルスト    木星
   ロドリーゴ   アダージョ ※管のみ
   ベートーヴェン 交響曲第7番(1楽章、4楽章)

私が文字通り初見だったのは、○の曲。他は曲がりなりにも経験あり。
どの曲も、何とか落ちることはなく済んだ。
フィガロ」は案外てごわい。冒頭の速い8分音符が難しい。
タンホイザー」は(笑)、とんでもなかった。
これは今後の当オケの演奏会でとりあげることはないだろうな、と思った。もしかしたら管が希望するかもしれないが、弦としては勘弁してほしい・・・。
木星」は、好きな曲なので、弾けて嬉しかった。思ったより単純なオーケストレーションという感じがしたが、とても弾けたもんじゃないという部分もあった。これも本番には厳しいかな。
運命の力」は、今年の秋の市民演奏会でやることが既に決まっている。今回の市民演奏会、Y先生の指揮で、イタリアオペラを中心に行われるが、歌の伴奏でなく、オケ単独の演奏曲の一つがこの序曲。
大変そうな曲だが、頑張らねば。

最後をベト7のフィナーレで、というのは、最初から決まっていたが、オーボエH団長のたっての希望で、1楽章も少しやることになり、序奏から主部のトゥッティが爆発するあたりまでをやった。
ベト7は、98年の夏に、浦安の定期演奏会でとりあげているが、9年近くたって、忘れてしまったところも多かった。
「こんな曲、よくやったな」と思った。
本当に力のいる音楽だ。必死に弾ききって、朝からの弾きっぱなしにピリオド。へとへとの、夜も10時。
「お疲れさま。さあ、飲もう!」とY先生。

それでは、と、今日も食堂に集まっての宴会となった。
今日は、豪華舟盛りが用意された。すばらしい。

そして、またアンサンブル
朝からの弾きっぱなしにピリオドと書いたのは間違いで、ここから、結果として、その舟盛りには手をつけることができないくらい、さらに弾き続けてしまった。
皆さん、すみません、出っぱなし、しゃしゃりでっぱなしで。

弦、管入り乱れて、相撲の稽古場さながらに、我先に土俵を争って行われたアンサンブルの内、弦がやったのは以下。

モーツァルトハイドンセット」から、「不協和音」の1楽章、「狩」のメヌエットニ短調K421のメヌエット
S先生に指揮をお願いして、「ホルベルク組曲」。さっきの初見大会では、最初の2曲だけだったが、ここでは全部やらせてもらった。この曲、最後の5曲目、ヴィオラのトップがソロであることを初めて知った。分散和音の移弦がとても間に合わない。
今回の合宿に唯一私が持ち込んだ楽譜、シベリウスの「アンダンテ・フェスティーヴォ」を、Y先生に指揮をお願いして。実際に音が出せて満足。
そして、さっきもやった、H団長のアルビノーニ。さっきは除いた一番有名な2楽章を含めて、全曲。

ということで、連夜の飲み会とアンサンブル。これなくして何の合宿ぞ、を満喫したのであった。

またまた果てることなく続きそうな宴会であったが、限界がきた。今日も1時過ぎに上がって寝た。