電子レンジも、昔はなかった。
私の実家で、電子レンジを買ったのは、73年(昭和48年)のことだったと記憶する。私が高校3年の時だ。
初めて電子レンジを使った時の驚きは覚えている。
「火を使っていないのに、何で食べ物があったまるんだろう」という不思議さだ。
「火を使っていないのに、何で食べ物があったまるんだろう」という不思議さだ。
電子レンジ、今ならあれこれの機能がついているところだが、当時のものは、タイマーだけしかついておらず、中に入れたものを加熱するだけの商品だった。
当時、「暮しの手帖」誌が、電子レンジを評して、「要するに「温め直しの道具」でしかない」と断じていたのをよく覚えている。
余談になるが、私の実家には、その電子レンジがまだある。もちろんもっと高機能の商品もその後買ったのだが、30年以上も前のものも、今でもちゃんと現役で使われているのだ。
(基本的に物持ちがいい家なのだ。私は、中学生の頃に自分の部屋で使っていた石油ストーブを、実家から持ってきて今でも使っている。これなどは、40年近く前の商品だ)
(基本的に物持ちがいい家なのだ。私は、中学生の頃に自分の部屋で使っていた石油ストーブを、実家から持ってきて今でも使っている。これなどは、40年近く前の商品だ)