naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ご近所アンサンブル月例練習~今年初めてフルメンバー

今日12日(土)は、月例のご近所アンサンブルの練習。

マンションの管理センターの集会室が3ヶ月ぶりにとれたので、歩いて行けるのが嬉しい。

また、今日は、ヴァイオリンのHoさん、Hiさん、ヴィオラのTさんと私、チェロのIさん、5人全員が揃った。実はこれは4ヶ月ぶり、今年初めてのことだ。

先に集まったHiさんとIさんと私の3人で、Hiさんが持ってこられた、モーツァルトの「音楽の冗談」の第1楽章をちょっと合わせてみたが、すぐ5人揃ったので、久々フル編成での練習に入った。

まず、Iさんがダウンロードしてこられた楽譜で2曲。

ヘンデル 歌劇「アグリッピーナ前奏曲
・ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲変ホ長調「海の嵐」

ヘンデルの曲は、この前奏曲以前に、そんなオペラがあったことも知らなかった。
本来弦楽合奏ではないらしく、オーボエのパートの楽譜、ヴァイオリンが3パート、あとヴィオラとチェロがある。
オーボエと第1ヴァイオリンは似た音符らしいので、後者をHoさん、第2ヴァイオリンをHiさん、そしてヴィオラは一つの楽譜を二人で弾くのももったいないので、私が第3ヴァイオリンの楽譜を弾くことにした。
最初がゆっくりした4拍子。途中から、3拍子の速い音楽になる(らしい)。そして最後にまた4拍子のゆっくりが戻ってくるという曲だ。
我々は、ほぼ毎回、ヘンデルの合奏協奏曲を合わせているので、入りやすかった。合奏協奏曲同様、楽譜の見た目より複雑な音楽だ。

それからヴィヴァルディ。これは、ヴァイオリンのお二人はご存知だった。私は曲名だけは知っているが、聴いたことはない。
Hoさんがソロパート。Hiさんが第1ヴァイオリン、私が第2ヴァイオリンを弾いた。
急-緩-急の3楽章。
これはわかりやすい音楽だったが、ソロがともかく大変そうだった。

以上は指慣らしのお遊び。
次は、久々のフルメンバーでもあり、我々の課題曲である、モーツァルトをやることにした。

モーツァルト 弦楽五重奏曲ハ長調K515

第1楽章、第3楽章、第4楽章をやった。
1楽章は、既に公開の場でも演奏しているし、一番弾いてはいるのだが、久しぶりなもので思い出すのに時間がかかった。いつもそうだが、この楽章は、テンポが難しい。
2楽章は、以前一度時間をかけてさらったことがあるので、今日は3楽章を。
それにしても、この3楽章は、いい音楽だと思う。第1ヴァイオリンと第1ヴィオラがメロディを歌い交わすといった風情だが、自分がその第1ヴィオラをちゃんと弾けているかはまあともかくとして、まさに陶然となる音楽だ。
2回演奏したが、終わって、口々に「いい曲だねえ」の声。モーツァルトのすべての弦楽五重奏曲の中でも、この楽章がベスト1ではないか、との意見も。
今日は、14時から19時まで会場をおさえてあったのだが、Tさんが17時、HoさんとHiさんが17時半に、それぞれ所用で出ないといけないとのこと。
3楽章が終わったところで、17時まであと10分しかなかったので、4楽章は通しただけで終わった。
この4楽章は、ちゃんと仕上げるにはまだまだ時間がかかりそうだ。

Tさんが帰られて、30分弱、弦楽四重奏をやることにして、私が持っていた、モーツァルトのK136~K138のディヴェルティメントの楽譜から、K137を合わせた。

・ディヴェルティメント変ロ長調K137

3曲のディヴェルティメントの中では、もしかすると一番演奏されない曲かもしれない。
しかし、これもすばらしい曲だ。

3つの楽章を通して、ちょうど時間。

やっぱりモーツァルトはいいねえ、という話をしながらお開きとなった。

いつも思うことだが、オケなら既存の団体をさがして入団すればいいのに対して、室内楽というのは、自発的に集まらなければなりたちにくい。
オケ以外に、こうして室内楽を楽しめる場があることは、決して当たり前のことではないのだと思う。
縁あって、自分のマンションを中心に仲間が集まることができた。
月1回合わせて、時には飲んで。
大切にしたい集まりである。

さて、明日の日曜は、午前午後とオケ練だ。