今日28日(火)、理事会が朝青龍のモンゴル帰国を承認した。
帰国に強く反対する理事もいると、かねて伝えられていたから、最終的には満場一致だったとはいえ、少なからぬ議論があったのではないだろうか。
反対論者の一人、高田川理事は、朝青龍本人と会う機会があったそうだが、彼などは、横綱本人の現状を自分の目で見て、理事会ではどういう意見を述べたのだろうか。
反対論者の一人、高田川理事は、朝青龍本人と会う機会があったそうだが、彼などは、横綱本人の現状を自分の目で見て、理事会ではどういう意見を述べたのだろうか。
高砂親方と医師がつきそう形で、明日にも帰国するらしい。
一応の区切り、ということになるが、この問題、やはりどうにも釈然としない。
以後は、数日前、自宅を出てホテルに移った時の写真がちょっと新聞に載ったがそれだけだ。
言葉通りなら、相撲の歴史の中で、前例のない大変な事態であるにもかかわらず、当の横綱の現時点での姿を見ることができないままにきていることが、いかにも隔靴掻痒の感じを与える。
実感を持って見たり考えたりすることができないのだ。
毎日、テレビ各局でこの問題が論じられ、情報自体は豊富なのだが、すべてが伝聞、あるいは論評なのだから。
実感を持って見たり考えたりすることができないのだ。
毎日、テレビ各局でこの問題が論じられ、情報自体は豊富なのだが、すべてが伝聞、あるいは論評なのだから。
ちょっとでいいから、朝青龍本人が出てきて、報道陣の前での5分程度の立ち話でもいいから、「お騒がせしてすみませんでした」と一言しゃべり、「日本にいると辛いので、故国の環境の中で、治療に専念したい」と話せば、ずいぶん違ったと思うのだが・・・。
まあ、それもできないほど、精神的にまいっているといわれれば、それまでのことで、嘘だろう、とも言えないんだけど。
その、「まいっている姿」も表に出てこないから、こちらとしては、リアリティをもって受け取れず、何かと懐疑的に見てしまうのだ。
結局、どういうことだったのだろうか。
ほんとにどうしようもない状態なのだろうか。
前にも書いたが、こうして現在の本人を見られない状況にあっては、どうしても、朝青龍がそこまでヤワな精神の持ち主だとは思えない、という感をぬぐえない。
ほんとにどうしようもない状態なのであれば、これは本人にとっては損なことなのだが・・・。
前にも書いたが、こうして現在の本人を見られない状況にあっては、どうしても、朝青龍がそこまでヤワな精神の持ち主だとは思えない、という感をぬぐえない。
ほんとにどうしようもない状態なのであれば、これは本人にとっては損なことなのだが・・・。
やっぱり、本人が、今回の処分を本当の意味ではちゃんと受け止めておらず、つまりどこか納得しておらず、表に出て会見なんかしたくない、と言い張り、ひきこもってのストのあげくに、今回の帰国の承認をとりつけた、という感じがしてならない。
要はゴネ得か、と。
要はゴネ得か、と。
そう思いたくなる理由の一つは、そもそも夏巡業を休場するに至った、腰と肘の故障の方はどうなった、ということだ。
肘については、当初、手術が必要とまで言われていた。全治6週間だったっけ。しかし、もう1ヶ月くらいたつんだよね。
この間、腰と肘の治療を行ったという話を全く聞かない。
腰の方は、疲労骨折ではなかったか? 肘も含めて、こんなに長いこと、何もせずにほっといていいのか?
精神的にまいってしまって、そういう整形外科の治療にも行けないんだろうか。
行けないとして、だから、ほっといていいんだろうか。
肘については、当初、手術が必要とまで言われていた。全治6週間だったっけ。しかし、もう1ヶ月くらいたつんだよね。
この間、腰と肘の治療を行ったという話を全く聞かない。
腰の方は、疲労骨折ではなかったか? 肘も含めて、こんなに長いこと、何もせずにほっといていいのか?
精神的にまいってしまって、そういう整形外科の治療にも行けないんだろうか。
行けないとして、だから、ほっといていいんだろうか。
それからもう一つは、協会の対応だ。前にも書いたが、事がここまで大きくなったら、高砂部屋、師弟の問題ではないはずだ。
今では白鵬という横綱ができたからまだいいが、それでもなお、二人しかいない、協会の金看板である横綱が、ケガの治療もせず、部屋で稽古もせず、1ヶ月を徒過していることを、何故放っておけるのだろうか。
興行的な危機感があるなら、世間的にも指導力がないとの評価が固まってしまっている師匠にまかせておくのでなく、理事長本人かそれに次ぐ立場の人間が、協会として、朝青龍と会って話をすべきだったと思う。
今では白鵬という横綱ができたからまだいいが、それでもなお、二人しかいない、協会の金看板である横綱が、ケガの治療もせず、部屋で稽古もせず、1ヶ月を徒過していることを、何故放っておけるのだろうか。
興行的な危機感があるなら、世間的にも指導力がないとの評価が固まってしまっている師匠にまかせておくのでなく、理事長本人かそれに次ぐ立場の人間が、協会として、朝青龍と会って話をすべきだったと思う。
そういう協会の動きもなく、ケガの治療もなく、一切外から見えない状態で推移したあげくに、明日にもモンゴルに帰る、というのは、何かやっぱり、わからんなあ、としか言えない。
帰国の際に、いくら何でも、横綱の姿をテレビカメラも追いかけるだろうから、そこで、様子はわかるだろう。ともかくそれを見てみたい。
それと、帰国はまあいいとして、問題は今後だ。
仮に復帰する意思があったにしても、ケガを放置したまま、何の稽古もしないで既に1ヶ月。
いくら地力がある横綱だといっても、これから治療をしながら4ヶ月。
優勝した7月場所のレベルまで戻せるものなんだろうか。
いくら地力がある横綱だといっても、これから治療をしながら4ヶ月。
優勝した7月場所のレベルまで戻せるものなんだろうか。