naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

今回の定期演奏会で演奏する曲について~ベト8

ベト8。

今回のプログラムの中では、一番最初に決まった曲だ。それには訳がある。
我々のオケとして、ベートーヴェンのシンフォニーでこれまでやっていない唯一の曲だからだ。

89年12月に行われた、浦安シティオーケストラ誕生演奏会(第1回定期演奏会)のメインがベートーヴェンの1番だった。
設立当時、ベートーヴェンの9曲を、順番に演奏するのが目標だったと聞いている。
団の記録を見ると、
  1→2→5→4→3
ととりあげている。

私が入団したのはその後で、誘われた時に、「ベートーヴェンの9曲を順番に」の話を聞いていたので、早速にも6番以降の曲を弾けると思っていたのだが、初めての定期演奏会のメインはチャイ5。以後、「新世界」やブラ1など、ベートーヴェンを優先することのない選曲が続いた。

以後、それでもベートーヴェンはしばしばとりあげ、
  5→7→9→3→2→9→6
と演奏してきた。

2番、3番、5番、9番は団として通算2回ずつ演奏してきたが、まだ残っていたのが唯一8番だった。
設立20周年までにどうしても8番をやっておきたい、ということでの今回の中プロ選曲となったのだ。

まあ、そうは言っても、浦安オケで全9曲を演奏することになる団員が、今何人くらいいるものだろうか。要するに、第1回定期演奏会から在籍している団員ということなのだが。
入団14年目の古株となった私にしても、1番と4番は弾いていない。

ここまで練習してきての実感は、過去に経験したベートーヴェンのシンフォニーの中で、この8番の4楽章は、一番難しいのではないか、というものだ。少なくとも自分個人にとっては。
やっぱりあの3連符×2の6つの音符は、いまだに運まかせの状態。
それと、この楽章は、弾きっぱなしでなくて休むところもあるので、却って乗り間違えそうでこわい。
かつて7番のフィナーレで大ポカをやったことがある身としては、ほんとにこわい。
曲をもっと覚え、ガイドを書き込むか何かしてリスクヘッジしないと。

以前、「ベートーヴェンのシンフォニーを好きな順番に並べる」という試みをした。
  ※その過去記事「ベートーヴェン交響曲を好きな順に並べると」
     http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/32252281.html
実は、私にとって8番という曲のランクは高くない。
実際演奏してみたらもっと好きになるかと思ったが、今のところは苦手意識の方が(笑)。

初めて買ったベト8のレコードは、ワルター=コロンビア響のものだった。4番とのカップリング。高校2年の時。