naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

竹内まりや 「Expressions」

竹内まりや、デビュー30周年を記念しての3枚組ベストアルバム、「Expressions」を買った。

それを、このところウォークマンで聴いているが、まだ全部を聴いた訳ではない。 ←吉田秀和風(笑)

3枚組のとりあえず1枚目を聴いていたら、「September」、「不思議なピーチパイ」、「象牙海岸」が続けて出てきた。

わあ、懐かしい!!

79年から80年にかけての作品だから、私が24歳から25歳の時だ。
これらの曲が収録されているアルバム、「Love Songs」をよく聴いた。

今回、この3曲を聴いて、一瞬にして、20代半ばに戻ったような気持ちになった。

こういうことは誰にでもあることだと思う。

ただ、私の場合、これらと同時期に発表された、オフコースの「Three and Two」や「We are」に感じるのとは、ちょっと違う感覚がある。

何が違うかと言うと、オフコースのこれらのアルバムは、その時から今に至るまで、30年近く、常に聴き続けてきたのに対して、竹内まりやのこれらの曲を聴くことが、久しくなかった点だ。

30年ぶりに聴く、というわけではなくても、自分の日常の鑑賞のメニューにあるかないかの違いだ。

その音楽に接していない、ブランクの期間が長かったから、聴いた瞬間に、懐かしさを感じ、その時代にタイムスリップしたような感覚を強くもったのだと思う。

人間の心理の作用として、面白いと思った。

(今、書きながら関連で思ったのだが、私の場合、ビートルズの音楽を意識して聴き始めたのは、76年、大学3年の時だ。従って、例えば、「サージェント・ペパーズ」を今でも時々聴くのだが、その時に感じる懐かしさは、大学3年の時代を思い出してのものになる。このアルバムが発表された時期に向けての懐かしさでは当然ない。その時はこのアルバムを知らなかったのだから、当たり前なのだが、これも面白いことだ)

さて、それはさておき。

とりあえず、2枚目の途中まで聴いたのだが、やっぱり、竹内まりやの音楽は、一言で言って、「心地よい音楽」だね、ほんとに。

この人の声は、一般的な意味での美声とは必ずしも言えないと思うのだが、何とも言えない魅力がある。

そして、私は洋楽には詳しくないのだが、アメリカン・ポップスのテイストが、これもとても気持ちいい。

まだ聴いていない残りも、早く聴こう。