naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ご近所アンサンブル~手に負えないブラームス、「アメリカ」リハーサル他

今日13日(月)は、12:00~16:30、月例のご近所アンサンブルの練習。

マンションの集会室へ。

今日は、ヴィオラのTさんとクラリネットのSさんが欠席で、弦楽四重奏の編成。

まず、チェロのIさんが、近々ソリストとして演奏されるという、ハイドンのチェロ協奏曲ハ長調を。

チェロはソロ譜。ヴァイオリン2本とヴィオラは、オケのパート譜を演奏する形。

1楽章から3楽章まで。

次は、ヴァイオリンのHoさんが持って来られた、モーツァルトのレクイエム(弦楽四重奏版)という珍しい楽譜。

P.Lichtenthalという人が編曲したもので、私は、クイケン四重奏団が演奏したCDを持っている。

モツレクは、浦安の市民演奏会で、過去2回演奏したことがある。
個人的には好きになれない曲ではあるが、演奏し甲斐はあった。

管や合唱のパートも弦楽四重奏に取り込んでいるので、弾いていると、原曲を弾いた時を懐かしく思い出すだけでなく、初めて弾く音符が出てきて、とまどいながらも面白い。

トゥーバミルムの、トロンボーンのメロディはヴィオラに書かれている。
あるいは、ラクリモーザでは、主旋律のハモり声部を弾かせてもらえる。
ホスティアスなどは、原曲の楽譜とは全然違う。

他にも色々。
なかなか面白かった。

休憩して、今度は、Iさんが持ってこられた、ブラームス弦楽四重奏曲にトライ。

私は、ブラームスのカルテットというのは、弾いたことはおろか、ろくろく聴いたこともないので、曲そのものを知らない。
弦楽五重奏あるいは六重奏だと、曲がりなりにも多少は聴いたことがあるのだが。

まず、第1番ハ短調を、1楽章から始めた。

しかし、やはり、ブラームス室内楽というのは、わけがわからないね。
初見であっても、ハイドンモーツァルトのように、構成がある程度簡素で、ビートがちゃんとある音楽であれば、何とかなるが、ブラームスというのは、リズムが複雑で、ビートがはっきりしない部分が結構ある。
わかりづらいシンコペーションがあったり、3連符とそうでない音符が同時進行したりはしょっちゅうだから、これは大変。

特に私のように、曲を知らない状態で、そんな音楽を弾いていると、他のパートがどういうことをやっているか、聴く余裕はほとんどない。ただ、目の前の楽譜を、落ちないように、ひたすら拍子を数えながら追っているだけだ。
要するに一言で言ってしまえば、全然面白くない(笑)。精神的にも疲れるしね。

他の3人は、曲をご存知なようで、私ほどには苦心されていなかったが、それでも、少し行っては、ずれて止まり、また少し行っては止まり、の繰り返し。

2楽章までは何とかそれでも弾き通したが、3楽章の途中で挫折。

では、譜面づらはもう少しやさしそうだから、と第2番イ短調の1楽章をやってみることになった。

しかし、一応弾き終えたものの、2楽章以下に進むことは見送ることになった。

ブラームス、大変だ。

あと、誰か持ってきた楽譜で弾きたいものは、という話になり、私が持ってきたドヴォルザークの「アメリカ」をやることになった。

アメリカ」は、11月の浦安オケの演奏会の時、開演前のロビーコンサートで演奏する予定だ。
当日の演奏メンバーでは、まだ譜読みをしていない。
せっかく弦楽四重奏のメンバーが揃っているので、一足早くリハーサルをさせてもらうことにした。

予定している2楽章から。

弾いていて、ほっとする。
ブラームスとは全然違うね。何てわかりやすい音楽なんだろう。
まあ、曲をよく知っている、という違いもあるが。

この2楽章、やはり、ヴィオラ弾きとしては嬉しい楽譜だ。弾いててほんとに楽しい。

次に、これも演奏する予定の4楽章。

そして、まだ時間があるということで、1楽章もやった。
やっぱり、この1楽章はとても難しいと思った。

次回の練習日を申し合わせて、解散となった。

次回もまた、ブラームスをやるらしいので、ちょっと曲を勉強しておかないと。
アメリカ」もまたできれば、と思う。