naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

「バックベイストリングス」本番終了

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19日(日)、弦分奏を終えて、パーティーカルテット「バックベイストリングス」のメンバー4人は、呼んであったタクシーに乗って、浦安駅へ。

(本番に向けて、団体名をつけておこう、と相談の結果、主宰者である、ファーストヴァイオリンのHさんが、アメリカ留学中に住んでいた地名、「バックベイ」をとった)

浦安駅から東西線に乗り、門前仲町大江戸線に乗り換え、清澄白河駅へ。

会場のマンションに到着して見上げると、「あれがそうかな?」という部屋が見えた(写真上)。
3階にある、共用のラウンジにお邪魔した。
既にパーティーは乾杯が終わったところ。

このパーティーについては、正確なところはわからないのだが、「消しゴムはんこ」(消しゴムを削って、スタンプを作るアート。故ナンシー関さんがやっていたようなもの?)を習っている人と、スターバックスで働いている(いた)人が中心らしい。

そして、それぞれが、自分の知人を誘って集まり、人のつながりをひろげていく、「異業種交流会」といったものであるようだ。

今回は、50人を超える人が集まっており、受付で、出席者のプロフィル一覧表をもらった。
消しゴムはんこの先生、歯科衛生士、マンガ家、作家、教師、銀行員、ピアノの先生、シンガーソングライター、図書館司書、グラフィックデザイナー、画家・・・。

我々の場合は、ファーストヴァイオリンのHさんが誘いの主。
彼女は、以前丸の内のスターバックスで働いていて、今回とは別のメンバーだが、浦安オケの団員での室内楽を店頭で演奏したことがある。
また、彼女は消しゴムはんこも習っている。

そんなつながりで招かれた、セカンドヴァイオリンのOさん、チェロのMさん、そして私が、パーティーの余興の一つとして、弦楽四重奏を演奏したというわけだ。

これまで2回練習してきた曲を、2ステージに分け、5曲ずつ演奏した。
曲の順番は、東西線の車中で話し合って決めた。

  <18:00からの第1回ステージ>
     バッハ         主よ、人の望みの喜びよ
     久石 譲        千尋のワルツ「千と千尋の神隠し)
     モーツァルト      ディヴェルティメントK136第1楽章
     久石 譲        海の見える街(魔女の宅急便)
     ボロディン       ノクターン

  <19:40からの第2回ステージ>
     Michael McLean  Tango
     パッヘルベル     カノン
     木村 弓        いつも何度でも(千と千尋の神隠し)
     リスト          愛の夢
     木村 弓、久石 譲  世界の約束~人生のメリーゴーランド(ハウルの動く城)
     [アンコール] モーツァルト ディヴェルティメントK136第1楽章

事前練習を一応してきた。だから、ちゃんと聴いてほしい気持ちもある反面、2回の練習では仕上がり充分とは言えないわけで、静まりかえって聴かれても(笑)、というところも。
複雑な気持ちであった。

結果としては、大方の人は我々の演奏には見向きもせずに、飲み食いしながら談笑しているという状況だった。

かなり騒がしい中で、PAなしの弦楽四重奏ということで、音量は大きめに弾くことにした。
だから、全体としては、どの曲も、何か「攻撃的な演奏」(笑)だったかもしれない(特に内声)。

そうは言っても、何人かの方は、我々の前に座って、熱心に聴いて下さった。
拍手を送っても下さったし、2回目のステージでは、思いがけずアンコールの声がかかったので、1回目のステージで演奏したモーツァルトを演奏した。

事前練習の段階では、一連の曲の中では、ボロディンノクターンが一番懸念されていた。
でも、練習するにつれ、「いい曲だね。がんばりたいね」という気持ちが、メンバー全員に強まり、意欲は充分。
午後の分奏の時には、開始前の空き時間を使って、チェロのMさんと私とで、ちょっと合わせたりもした。
結果としては、まあまあ何とか無難に弾き通すことができた。

しかし、そのことに安心してしまったか、2回目のステージでは、練習の時には何の問題もなかった、「愛の夢」と、「世界の約束~人生のメリーゴーランド」の2曲で、アンサンブルが乱れてしまい、「ちょっと待った」と、途中で止める失態も(汗)。

これはちょっと予想外だったな。

演奏が終了した後は、午後の分奏で配られていたチラシやチケットを持って、参加者の間をまわって、集客営業。
チケットが売れたメンバーもいた。私は成果なしだったが。

チラシは大量に持って行って、会場の一角に置かせてもらったし(写真下、中央のワインボトルの前)、演奏の合間に宣伝MCもした。このパーティーが、少しでも来場客の増加につながるといいが。

記念撮影、会場かたづけの後、21時半前、帰路についた。

午後の分奏から、夜のパーティーでの演奏と、正直いささか疲れたが、それでも、めったにない貴重な経験ができてよかったと思う。

我々メンバーとしては、今回、ボロディンを合わせて、みんなが曲を気に入ったのが収穫で、「いい曲だから、これで終わりにせず、引き続き練習して、いずれ、定期演奏会のロビーコンサートで演奏しよう」という話をした。
また一つ、新しい楽しみができた。

※分奏・パーティー往復の音楽
   ドヴォルザーク アメリ
      ヤナーチェク四重奏団
   ボロディン 弦楽四重奏曲第2番
      ボロディン四重奏団
   ブラームス 弦楽四重奏曲第1番、第2番
      メロス四重奏団
   モーツァルト ピアノ協奏曲第22番
      バレンボイムバレンボイム=イギリス室内管
   モーツァルト クラリネット協奏曲
      マイヤー=アーノンクールウィーン・コンツェントゥス・ムジクス