白鵬の相撲内容がどうも今一つ。
仕切りから立ち上がるまでの表情を見ていると、いつものような、悠然とした平静さがなく、どこかいらだっているような感じを受ける。
一人横綱ということで、優勝しなければ、という気持ちが強すぎるのではないか。
相撲の運びが毎日何かしっくりしていない。4日目の若の里戦は、物言い軍配通りで救われたが、足が返っていたし、取り直しでもおかしくなかった。翌日の北勝力戦は、右四つ充分に組んでからの攻めが妙に遅かった。前日の反省があるからと言えばそれまでだが、どこか「はまっていない」感じがする。
昨日の琴奨菊戦、最後の寄りの形はとてもよかった。このあたりから立て直してほしい。
仕切りから立ち上がるまでの表情を見ていると、いつものような、悠然とした平静さがなく、どこかいらだっているような感じを受ける。
一人横綱ということで、優勝しなければ、という気持ちが強すぎるのではないか。
相撲の運びが毎日何かしっくりしていない。4日目の若の里戦は、物言い軍配通りで救われたが、足が返っていたし、取り直しでもおかしくなかった。翌日の北勝力戦は、右四つ充分に組んでからの攻めが妙に遅かった。前日の反省があるからと言えばそれまでだが、どこか「はまっていない」感じがする。
昨日の琴奨菊戦、最後の寄りの形はとてもよかった。このあたりから立て直してほしい。
安馬は、まったく自分らしい相撲がとれていない。大関挑戦の精神的なものもあるかもしれないが、左の膝が痛いのではないか。本来の動きが出ない理由はそのへんにありそうだ。
残り全部勝てばともかく、11勝で3場所通算33勝程度だったら、昇進は見送ってしかるべき内容だ。これまでのところ。
残り全部勝てばともかく、11勝で3場所通算33勝程度だったら、昇進は見送ってしかるべき内容だ。これまでのところ。
結局、三役では、安美錦が一番内容が光る。自在にとっている、という感じで、見ていて面白い。
栃煌山はどうしてしまったのか。全然自分の相撲がとれていない。ちょっと深刻な感じだ。私としては、特に期待する若手だけに、この伸び悩みは残念。
番付順に書いてきたが、途中飛ばした大関4人については、毎度のことながら、言う言葉がない。
強いて、気力が感じられるのは千代大海だが、今の力では、ちょっと骨のある相手には対応しきれない。もう仕方がないが。
両「琴」には、「何やってんだよ」の一言。共通して言えるのは、スムーズに立てない立ち合いの悪さ。琴光喜、何で攻め急ぎの墓穴から学習できないのか。琴欧洲、優勝できたんだから、もっと自信を持ってとればいいのに。
魁皇はまだ現役続行らしいが、やれると言う確信があるんだろうか。あの若の里戦の無惨な内容。自ら転落した土俵下から土俵に上がる時の、まるで老人のようなよたよたとした足取りからすると、ほんとに「いい加減、もう辞めたら」と言いたくなったのだが。
豊ノ島が4大関を総なめにした。
史上11回目のことだそうだ。先場所も、安馬が4大関総なめをやっているのだが、同じメンバーの4大関が、2場所続けて下位力士に総なめにされた事実は、やはり現状を象徴している。
(同じメンバーの4大関が2回総なめにされたケースは、この他には過去1度だけだ。50年初場所、汐ノ海、佐賀ノ花、増位山、千代ノ山の4大関が、同じ場所で、吉葉山と鏡里に総なめにされている)
史上11回目のことだそうだ。先場所も、安馬が4大関総なめをやっているのだが、同じメンバーの4大関が、2場所続けて下位力士に総なめにされた事実は、やはり現状を象徴している。
(同じメンバーの4大関が2回総なめにされたケースは、この他には過去1度だけだ。50年初場所、汐ノ海、佐賀ノ花、増位山、千代ノ山の4大関が、同じ場所で、吉葉山と鏡里に総なめにされている)
中盤戦から千秋楽まで、各力士ともがんばって、何とか立て直してほしいものだ。
不入りは、やはり相撲をとるモチベーションにも影響しているのだろうか。
不入りは、やはり相撲をとるモチベーションにも影響しているのだろうか。