琴欧洲と鶴竜の一番は、鶴竜の方が踏み込み勝った。鶴竜は突き起こそうとしたが、琴欧洲も押し込まれながらも左の上手に手がかかり、その左から出し投げでつぶした。
懐の深い琴欧洲を突ききれなかったのは、鶴竜としても致し方ないところだった。
懐の深い琴欧洲を突ききれなかったのは、鶴竜としても致し方ないところだった。
日馬富士と琴奨菊は、一方的な相撲になった。互いに頭で当たり合ったが、琴奨菊の方が当たり勝ち、右四つ左上手からいっぺんに赤房下に出た。日馬富士は終始何もできなかった。
日馬富士としては、最初から組まれることを警戒し、突き放しておいて、優位に攻めたかったところだが、琴奨菊がそれをさせなかった。
琴奨菊が右四つにきたことが、日馬富士には予想外だったかもしれないが、やはり、基本的には、過去7勝14敗という分の悪さだろう。
横綱を目指す大関としては、下位に苦手を持っているのは、大きなハンディになる。克服すべき課題だ。
日馬富士としては、最初から組まれることを警戒し、突き放しておいて、優位に攻めたかったところだが、琴奨菊がそれをさせなかった。
琴奨菊が右四つにきたことが、日馬富士には予想外だったかもしれないが、やはり、基本的には、過去7勝14敗という分の悪さだろう。
横綱を目指す大関としては、下位に苦手を持っているのは、大きなハンディになる。克服すべき課題だ。
魁皇は、立ち合いからのもみあいの中で、すぐに栃煌山をはたきこんだ。それにしても、栃煌山がもろすぎる。この人の相撲は、いい時と悪い時の差が大きすぎる。
魁皇は、北の湖を抜いて、歴代単独3位となる通算952勝。
魁皇は、北の湖を抜いて、歴代単独3位となる通算952勝。
朝青龍は、勝つには勝ったが、ほめられた相撲ではない。立ち合いのかちあげは横を向きながらの乱暴なもの。以後も終始強引な相撲だった。
豪栄道は、相手の横を向いてのかちあげをしのいで、接触した瞬間に両まわしに手がかかった。ここで低くもぐりこめれば勝機があっただろうが、左上手を切られたのがまずかった。右下手からの投げでふりまわそうとしたのは、豪栄道らしかったが、さすがに横綱はこれで崩れるには至らず、むしろ相手を呼び込んで体勢を悪くする結果になった。
豪栄道としては、朝青龍の雑な相撲につけこむことができなかったのは、やはりそこが地力の差と言うことだろう。
豪栄道は、相手の横を向いてのかちあげをしのいで、接触した瞬間に両まわしに手がかかった。ここで低くもぐりこめれば勝機があっただろうが、左上手を切られたのがまずかった。右下手からの投げでふりまわそうとしたのは、豪栄道らしかったが、さすがに横綱はこれで崩れるには至らず、むしろ相手を呼び込んで体勢を悪くする結果になった。
豪栄道としては、朝青龍の雑な相撲につけこむことができなかったのは、やはりそこが地力の差と言うことだろう。
今場所、白鵬を見ていると、かつての貴乃花を思い出すことが多い。顔の表情、ゆったりとした所作。
今日の相撲も万全。右四つ充分からの投げで、初顔の阿覧に、「まだ顔じゃない」と思い知らせた感じだ。阿覧は、立ち合い両まわしをとれたのだが、何もできなかった。白鵬は、両まわしを許しても、何もさせなかった。地力の差は本当に大きいと感じさせる相撲だった。
今日の相撲も万全。右四つ充分からの投げで、初顔の阿覧に、「まだ顔じゃない」と思い知らせた感じだ。阿覧は、立ち合い両まわしをとれたのだが、何もできなかった。白鵬は、両まわしを許しても、何もさせなかった。地力の差は本当に大きいと感じさせる相撲だった。
両横綱とも3連勝だが、内容に大きな差があることは、どうにも否定し難い。