naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

9.11

ある日付だけで、多くの人が同じことを想起する、というと、今は、「9.11」だろう。
(私などだと、「10.8」。94年10月8日の、「勝った方が優勝」という、中日=巨人最終戦も大きいが)

2001年9月11日(火)、アメリカの同時多発テロ

早いものでもう8年が経つ。

世界中を震撼させた大事件であり、かつ、日本でも生の映像がテレビで放映されたにもかかわらず、個人的には、オンタイムではほとんど観ていない。

あの日は、会社から帰って、夕食をとりながら、相撲を観ていた。NHKの本放送の録画だったと思う。

録画を観終わって、オンタイムのテレビ放送に戻った。

その時に、WTCに突入する飛行機が映っていた、と思う。
(突入は、現地時間では朝。日本は夜だった)

しかし、その時、私は何故か「眠かった」のだ。これははっきり憶えている。

普通なら、「何だ、これは? 何が起きてるんだ?」と、テレビにかじりついて観るところだし、あの時、多くの日本人はそうしていたはずなのだが、私は、さほどの興味にとらわれることがないまま、寝てしまった(たぶん、妻も)。

別に、ドラマや映画の映像と誤認したわけではない、と思う。
でも、寝ちゃったのだ。

で、翌朝、起きてから、テレビで、これがとんでもない事件だったことを知ったのだった。

あれほどの大事件だったのに、しかも、飲んでて外にいたとかで何も知らずにいたわけでなく、現に生の映像を観ていながら、寝てしまった、という、個人的には誠に「不覚な思い」が、9.11については、今も残る。

ニューヨークには、93年、96年の2回行った。
WTCの近くまでは行かなかったが、マンハッタンの夜景を観る、という機会はあり、遠くから眺めたあのツインタワーは記憶に残っている。

今、「グラウンド・ゼロ」と呼ばれる、その場所に行く機会は、その後ない。
そこに立ってみたい気もするし、行ってはいけない気もする。