naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

旧木更津ダイエー解体工事中

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木更津駅東口。

駅前の大通りよりも、1本北寄りの通りで、ビルの解体工事が行われている。

これは、昔ダイエーだったビルだ。

今や、木更津駅周辺は、どこもかしこもシャッター街でさみしくなってしまったが、私が子供の頃からふりかえれば、それなりに消長がある。

木更津は、もともと港町だったこともあり、駅の西側が栄えていた。

商店街は西側にあった。

田舎なりのデパート、サカモト、十字屋も西側にあった。

父の実家、母の実家もそれぞれ商売をしていたが、いずれも西側にあった。

昭和40年代になって、それまで何もなかった駅の東側が開発され始めた。

その象徴が、西友ダイエーの進出だった。

まず西口の駅前通りに西友が出店し、ほどなくダイエーもオープンした。

西側のサカモト、十字屋も、店舗を新しくしたし、木更津駅周辺の商業、小売業は本当に盛んだった。

しかし、バブル後、そごうの倒産を一番の衝撃として、没落していき、シャッター街と言われるようになってしまった。

西友が撤退し、数年前に店舗も取り壊されて、更地になってしまった(一番下の写真)。

ダイエーもその後撤退し、このビルは、「ラズモール」と呼ばれる商業施設として運営されていたが、それも閉店してしまったようだ。

と思っていたら、とうとう解体が始まった。

この通りにあったマクドナルドも、少し前に閉店した。

個人的には非常に感慨がある。

かつての華やかな西側から、主役を奪った東側の西友ダイエー。そのいずれもが撤退し、残っていたダイエーのビルが解体されつつある。

今や、東も西もさみしい状況の木更津。

一つの歴史の終わりを感じさせられる。