naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

気になる言葉~私の場合

日本語の言葉づかいやマナーについては常日頃関心があるので、関連の本で面白そうなものがあれば買って読んだりしている。

最近、私自身が気になっているものについて、ちょっと書いてみる。個人的な考えなので、異論は覚悟している。

まず、仕事での電話の応答について。

最近気になっているのは、「電話に出る時に、会社名だけでなく自分の名前を名乗る人が多い」ことだ。

例えば、電話を取って、「はい、○○建設、総務部(の)naokichiでございます」、と(「の」がないことが多いかな)。

これ、電話のマナーとして教育されているんだろう。最近、非常に多い。というか、このパターンの方が普通になっている。

当社でも、部署、事業所によってはそのようにしている。今いる部署ではやっていないが。

これ、個人的には、ちょっと気になる、というか、ひっかかるのだ。

それは、「電話をかけた側の人間に、受けた者の名前をメモさせる」という負担をかけるように思えるからだ。

「かかってきた電話をとる時」には、メモ用紙を手元に置いておいて、相手の名前を聞き逃さないようにする。
自分が対応すべき電話であれ、誰か他の者に取り次ぐのであれ、かけてきた相手の名前は、100%キャッチしなければならない。
これは、私も入社直後から教育されてきた。

他方、こちらから電話をかける場合には、電話に出たその人が、自分の用件を話すべき相手かどうかはわからない。
電話を取った人と、最後まで話すかもしれないし、すぐに別の担当者が替わって対応するのかもしれない。

仕事の電話で、「その会社の誰と話したのか」は、確かに大事だ。

ただ、私の考えでは、それは「自分の用件を話す相手」についてのこと。
単に電話を取り次いでもらうだけだったら、その人の名前は要らない、と思う。

しかし、電話を取るなり名乗られれば、瞬間、その名前をメモしなければ、と思ってしまう。
少なくとも私はそうだ。

こんなことが気になるのは、つまるところ、「電話を取った人と、自分の用件について最後まで話したが、会話の最後に再度名前を言ってはくれない」ケースが多いからだ。

本人は、最初に名乗ったからいいと思っているかもしれないが、こちらにしてみれば、聞き逃す、あるいはメモし損ねることもある。

だから、そういう経験を重ねると、電話する時に、出た人の名前を聞き逃さずにメモしなければ、と若干のストレスを感じたりするわけだ。

電話のマナー教育としては、電話を取った時、そして切る時の両方、自分の名前を言いましょう、としてくれるのがベストだと思う。

もちろん、言ってくれなければ、かけたこちらの側から確認するのは当然のことだけどね。

ちょっと、細かいことにこだわりすぎかなあ。

では、話を変えて2つ目。テレビのグルメ番組とかでの常套句。

店を訪れたタレントが、店長とかシェフに、「お薦めは何ですか?」と聞くじゃないですか。

あれってどうよ、と思ったりする。

だって、店としては、「全部のメニューがお薦め」だよね。

聞くなら、「お客さんに人気があるのはどれですか?」じゃないかなあ。

それからね、食べての感想のワンパターン。
どの局、どの番組でも10人が10人同じ言い方するよね。

「あっさりしてる」、「さっぱりしてる」。
こればかり聞かされていると、料理における価値観は、淡泊な方がいいのか? こってりしてちゃいけないのか? と思ってしまう。

それから、肉を食べると、決まって「柔らか~い」。
歯ごたえのある肉はいかんのか?
「肉汁がジュワーッと」ってのもよく聞きますね。

最近目立つのは、「味がしっかりしてる」。
味が曖昧、あやふやってことがあるのかね。よっぽど薄味?
テレビでとりあげるほどの店で、そんなお粗末なことはないはずだけどね。

食べ物の常套句は、他にも色々ありそうなので、また気がついたら書きます。

※関連の過去記事
    我が意を得たり~政治家の「を」
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/63783397.html