NHKの放送は、再三、場所前の合宿の話にふれていた。
各部屋、だいぶさかんに合宿をしていたようだが、これって、別の角度から見ると、協会としての営業である、巡業の規模が縮小してきたことの帰結ではないんだろうか、と思った。
各部屋、だいぶさかんに合宿をしていたようだが、これって、別の角度から見ると、協会としての営業である、巡業の規模が縮小してきたことの帰結ではないんだろうか、と思った。
白房下、審判の右脇に、ジェームス・ディーンみたいな、Tシャツ姿の若い外国人男性が座っているのが、妻との間で話題になった。
そもそも、何でそんないい席が手配できたんだろう、せっかく日本に来たんだから、相撲を観てみたい、というような観光客では、無理な席だ、と思いながら見ていると、あぐらをかいて座ることができるし、扇子も使えるし、何より、つきそいが誰もおらずに一人で相撲観戦できている。ただものではないんだろう、という結論。
そもそも、何でそんないい席が手配できたんだろう、せっかく日本に来たんだから、相撲を観てみたい、というような観光客では、無理な席だ、と思いながら見ていると、あぐらをかいて座ることができるし、扇子も使えるし、何より、つきそいが誰もおらずに一人で相撲観戦できている。ただものではないんだろう、という結論。
豊真将が、昨日の日馬富士戦の負傷で休場。まともに土俵から下りることもできなかったので、相当なケガだろうと思っていたが、膝を4カ所傷めて、全治2ヶ月とのこと。
日馬富士の相撲に乱暴な面はなかったので、不運な事故ということだろうと思うが、膝の大ケガは、今後の力士生命に響くのではないだろうか。
日馬富士の相撲に乱暴な面はなかったので、不運な事故ということだろうと思うが、膝の大ケガは、今後の力士生命に響くのではないだろうか。
全勝の千代丸に土。隠岐の海に対して、突きで攻めたものの、上体が高い状態での上突っ張りでは、四つ相撲の隠岐の海に入られるリスクがある。
結局は、辛抱できずに弾いて墓穴。我慢が足りなかった。師匠に怒られたことだろう。
結局は、辛抱できずに弾いて墓穴。我慢が足りなかった。師匠に怒られたことだろう。
もう一人、平幕で全勝の高安が、過去分の悪い豊ノ島を、足技で崩してはたいた。さすが好調なだけに、あいくちの悪い相手も退けた。
千代大龍と豊響は、見ごたえのある相撲になると期待したが、予想に反して、千代大龍が一方的に突き出した。
あの重い豊響を持っていけるのだから、千代大龍の押しも、相当な威力なのだろう。
毎日こういう相撲をとれれば、とうに三役定着だろうが、はたきの悪癖があるし、思わぬもろさを見せることもある。相撲は難しいということか。
あの重い豊響を持っていけるのだから、千代大龍の押しも、相当な威力なのだろう。
毎日こういう相撲をとれれば、とうに三役定着だろうが、はたきの悪癖があるし、思わぬもろさを見せることもある。相撲は難しいということか。
心配された遠藤が、今日はいい相撲。ふっきれたか。栃乃若相手に突いての攻めで先手。もろ差し得意の栃乃若に、なかなか左を差させてもらえなかったが、立ち会い勝ちが功を奏したのと、相手の動きの遅さもあり、終始攻めての寄り切り。
これで変われるか。
これで変われるか。
全敗の勢が、豪栄道を破って初日。
立ち会い、勢が踏み込み勝ち、以後、終始攻めての突き倒し。
豪栄道は、後手にまわったままで、まったくいいところがなかった。こういう相撲をとっているようでは、何場所連続で関脇にいようと、とても大関昇進は云々できない。
立ち会い、勢が踏み込み勝ち、以後、終始攻めての突き倒し。
豪栄道は、後手にまわったままで、まったくいいところがなかった。こういう相撲をとっているようでは、何場所連続で関脇にいようと、とても大関昇進は云々できない。
栃煌山が、松鳳山にあっけなく敗れた。肩を傷めていると伝えられるし、昨日は、北の富士さんが、それ以上に足の具合もよくないと指摘していた。
ともかく、万全の状態で相撲をとれていない、とするしか、今場所の目を覆う相撲は説明できない。
ともかく、万全の状態で相撲をとれていない、とするしか、今場所の目を覆う相撲は説明できない。
琴奨菊が曲者安美錦を、ふっきれた相撲で一方的に押し出した。
正面開設の舞の海は、危ない相撲と評していたが、そうは思わない。
気持ちの上で、割り切りができていると思う。そこが全勝キープにつながっている。
正面開設の舞の海は、危ない相撲と評していたが、そうは思わない。
気持ちの上で、割り切りができていると思う。そこが全勝キープにつながっている。
大砂嵐が、日馬富士相手に連日の金星。なかなかできない快挙だ。
ただ、この一番、大砂嵐がよかったというよりは、日馬富士の相撲がほぼ自滅という内容。
今場所の日馬富士は、立ち会いについては、この横綱らしい当たりができているものの、その後の攻めが本来のものにならない。当たりはいいが、以後、手順を踏んだ相撲がとれていない。この先が少々心配になる。
しかし、昨日今日と大砂嵐の相撲には、少し見直すところがある。やりすぎなかちあげに頼るだけの荒っぽい相撲だけではない(実際、今日の相撲ではかちあげが不発だった)。昨日の鶴竜戦での右からのすくい投げといい、今日の変わり身といい、反応の仕方にはいささか驚かされるものがあった。
ただ、この一番、大砂嵐がよかったというよりは、日馬富士の相撲がほぼ自滅という内容。
今場所の日馬富士は、立ち会いについては、この横綱らしい当たりができているものの、その後の攻めが本来のものにならない。当たりはいいが、以後、手順を踏んだ相撲がとれていない。この先が少々心配になる。
しかし、昨日今日と大砂嵐の相撲には、少し見直すところがある。やりすぎなかちあげに頼るだけの荒っぽい相撲だけではない(実際、今日の相撲ではかちあげが不発だった)。昨日の鶴竜戦での右からのすくい投げといい、今日の変わり身といい、反応の仕方にはいささか驚かされるものがあった。