naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

長崎出張③~初めて歌手と音合わせ

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   (写真)パーティー会場での音合わせ
      左が運び込まれてきたクラヴィノーヴァ
      ステージ上は、アトラクションのトリで矢沢永吉を歌うF氏




明けて3日(日)。
ホテル内のレストランで朝食をとっていたら、今回伴奏させていただく女性歌手のSさんがおられたので、とりあえず合わせてみたい、とお願いした。
Sさんは昨日の夕方から来られていて、顔も合わせていたが、一緒に練習はしていなかった。

東京では、楽譜を預かる際にお会いしているが、実際に合わせたことはこれまでまだない。
ピアノは前日までの練習で、自分なりには弾き慣れてきていたが、それぞれ曲のテンポがどのくらいなのか、また曲の中でテンポをどの程度動かされるのか、これは合わせてみないとわからない。
そこが不安だった。

それに、相手はプロである。
「こんなピアノで歌うの」と思われるのではないか。
いつもは、ちゃんとしたピアニストの伴奏で歌っている人なのだから。

パーティーのお客さまの前で弾くこともプレッシャーだが、それ以前に、Sさんに対してのプレッシャーが・・・。

しかしそんなことは言っていられない。
前日のチャペルから、通常のバーラウンジにクラヴィノーヴァが移動されていたので、そこで合わせる。

まず予定の5曲の曲順を決める。
パーティーの司会は私がするので、Sさんを紹介した後は、SさんのMCで、と段取りの打合せも。

  シェルブールの雨傘
  ろくでなし
  メモリー fromキャッツ
  愛の讃歌
  見果てぬ夢 fromラマンチャの男

順番に1曲ずつ通し、テンポの伸縮などを確認して、気になるところを返す。
基本的に各曲1回ずつで終わった。

私のピアノでどうなんだろう、と思う。
おそるおそる、「こんな程度のピアノなんですけど、すみません」。
Sさん、「いえ、全然問題ないです」。
ほんとかね、と思うが、まあ、素人の会社員に多くは期待している訳がない。仕方がない、と思っているのだろう。
そもそもが、相手先の会社の社員のピアノで歌うというのが、今回の出演の条件なのだから、それでやるのもプロ、ということなのだろう。

午後改めて音合わせをするので、一旦解散。
私は残って引き続きさらった。

Sさんや会社の者と、ホテル内のレストランで昼食をとった後、パーティー会場に移動して音合わせ。
前夜、山本リンダ辺見マリが歌ったステージである。
照明、音響も同じスタッフ。

Sさんが、頭の曲を変更したいとおっしゃる。
しっとりとした「シェルブール」よりも、アップテンポの曲の方が喜ばれるのでは、とのお話。

いきなりだったら、ちょっと待って、というところだが、幸い、前日に、予定の曲以外も一通りさらってあったので、ご希望通りにする。「セ・シ・ボン」に変更。

他のアトラクションの出演者も集まり、順次音合わせ。

最後に我々がやらせてもらうことになった。
楽器をバーラウンジからステージに移動、Sさんの立ち位置、クラヴィノーヴァの場所を決め、朝同様に、全曲を一通り再度合わせる。

リハーサル終了。
あとは本番を待つだけとなった。