naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

合宿日誌~練習編 2日目(2月10日) (4)

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  食堂に持ち込まれた、「電器屋になりたかったヴァイオリニスト」Yo先生自作の、真空管コンポ。
  かけられたのは、もちろん、アンサンブル・クラルテのCD。
    ※このCDについての過去記事
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/52950389.html



宴会、それからちょっと嬉しかったこと

前夜に続いて食堂で宴会。
昨年同様、舟盛りも登場。

ここで、さっきふれた、「ちょっと嬉しかったこと」を書く。

初見大会で、「第九」の3楽章をやった。
我々のオケでは、過去に市民演奏会で「第九」を2回演奏している。
その折に、セカンドのトップが、弦インペクのNさんだった。
セカンドとヴィオラのトップ同士、練習の過程であれこれ打合せをし、アイコンタクトをとりながら演奏したものだった。

そして、今日の初見大会の「第九」。この時にセカンドのトップに座っていたのが、Nさんだった(今回の定期演奏会で彼女はファーストを弾いているのだが、初見大会の時にセカンドにチェンジしていた)。

今日やった3楽章の、セカンドとのユニゾンの第2主題、あるいは、ファーストを支えるピツィカートのかけあいなどを弾いていて、セカンドのトップがNさんであっただけに、もう何年も前の、「第九」の市民演奏会のことを思い出していた。
単に、久しぶりにこの3楽章を弾いたから、というだけではない。
あの時に、何と言うのか、トップ同士、気持ちを合わせて演奏しようと努力していた感覚が、昨日のことのようによみがえったような感じがしたのだ。
不思議な感覚だった。

サイトウ・キネン・オーケストラのメンバーが、集まって演奏すると、たちどころに、学生時代に齋藤秀雄先生から教わった語法がよみがえる、というが、それって、こういう感じなのかなあ、などと思ったりした。

で、宴会。
Nさんの隣に座る機会があったのだが、話していたら、「今日の第九、前にやった時、naokichiさんと合わせて弾いたのを思い出して、すごく楽しかった」と、彼女の方から話してきた。
彼女も同じことを思っていたんだ。
びっくりすると同時に、ちょっと嬉しかった。
その直前、彼女は、Yo先生やK先生と、「今回ファーストを弾いているけど、やっぱり自分にはセカンドの方が向いている気がする」という話をしていたそうだ。そこに私が座って、今日の「第九」の話になったのだった。
また、今度「第九」をやる機会があったら、Nさんはセカンドのトップ、私もヴィオラのトップで、またコンビを組もうね、なんて話もしたが、いつできるだろうか・・・。

さて、今回、この宴会は、DVDが流れていたこともあって、基本的に飲み食い専念、昨年のように、脇で誰かがアンサンブルをやるということがないまま推移した。

だいぶ遅い時間になって、ヴァイオリン、チェロ、ピアノのアンサンブルが始まった。
これを機に、さっきモーツァルトのコンチェルトを弾いたNさんが、ラヴェルドビュッシーなどのソロ曲を弾いてくれたりして、俄然盛り上がった。

ヴィオラを使う曲が出てこなかったが、その内始まった、バッハの2つのヴァイオリンのコンチェルトで、呼ばれてもいないのに、勝手にピアノでコンティヌオを弾かせてもらっちゃった。
ごめんなさい、みなさん・・・。

そうこうする内、夜も更け、2:15頃離脱。