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68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

津田沼ユニバーサル交響楽団ポピュラーコンサート2015本番終了

津田沼ユニバーサル交響楽団の本番終了。

こちらはプログラム冊子。

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津田沼ユニバーサル交響楽団 ポピュラーコンサート2015 「アルルの女」の世界

日 時 2015年2月8日(日) 13:30開場 14:00開演
会 場 船橋市民文化ホール
指 揮 小松 拓人
管弦楽 津田沼ユニバーサル交響楽団
ナレーション 千葉 芙美香
曲 目 エルガー 行進曲「威風堂々」第1番
     名曲ギャラリー ~女~
        ヴェルディ 歌劇「椿姫」第1幕への前奏曲
        レハール 喜歌劇「メリー・ウィドウ」からワルツ
        ワーグナー 楽劇「ワルキューレ」から「ワルキューレの騎行
        ニコライ 喜歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
        アンダーソン 舞踏会の美女
     ビゼー 「アルルの女」第1組曲
     ビゼー 「アルルの女」第2組曲
     [アンコール]ビゼー 歌劇「カルメン」第1幕への前奏曲

「名曲ギャラリー」は、演奏会まで曲目は秘密、というのがルールになっており、これまでの練習参加記事では、ふれずに来たが、上記の5曲だった。テーマ「女」。
(練習記事では、上から順に、V曲、L曲、W曲、N曲、A曲と記述してきた(作曲者の頭文字))

こちら、会場の船橋市民文化ホール。
集合時刻より少し早く着いたので、近くのベローチェでコーヒーを飲んでからホールへ。

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10:00から最終リハーサル。
この演奏会は、ナレーション付きだが、ナレーションの方が初めて参加。
舞台上の動きも確認しながら、本番の進行に沿ってリハーサルが進んだ。

今回、とにかく嬉しかったのは、自分が熱愛するアンダーソンの、しかも自分が特に好きな曲の一つである「舞踏会の美女」がプログラムに組まれたことだった。

一方、楽譜をもらった時に、何でこんな曲を・・・と、目の前が真っ暗になったのが、「ワルキューレの騎行」であった。

アルルの女」については、昨日のGPの記事でも、曲への賞賛を書いたが、今日のリハーサルでも、またまた「やっぱりいい曲だよなあ」と実感。
本当に、すばらしいメロディが、次から次へと出てくる魅惑。メロディの花束みたいだ。
そして、昨日ふれた、木管のすばらしさと関連するが、ビゼーの音楽には、独特の色彩がある。
昔から通俗名曲の一つに数えられているが、何度繰り返し聴いても、また演奏しても、飽きることのない逸品だと思う。

本番曲順で、アンコール曲まで練習した後、一部の曲については、返し練習が行われた。

正午過ぎ、リハーサル終了。

楽屋で団支給のお弁当を取り急ぎいただき、本番衣装(後述)に着替えた上で、ステージへ。

リハーサル終了の時点で、既にお客さまが来られており、とりあえずホワイエに入っていただいているので、正式な開場も早めるとの話だった。

あまり時間はないが、問題になりそうなところを、取り急ぎさらう。

一番時間をかけたのは、やはりW曲こと「ワルキューレ」。

見て下さいよ、この楽譜。

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練習参加当初の、エアヴィオラ状態は多少脱したものの、まだまだという状況で本番を迎えてしまうことになった。

ヴァイオリンのIさんが、「そろそろお客さまが入りますので」と声をかけてこられたので、遂に時間切れ。

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ところで、今回の演奏会の大きな話題は、ステージ衣装。

ふだんは、黒黒あるいは白黒の衣装だが、今回のポピュラーコンサートでは、女性はカラードレス、男性もカラーシャツなど、できるだけ派手な衣装にするとの話を、練習のだいぶ初期の段階から聞いていた。

イメージが沸くようにと、毎回の練習の時には、女性用のドレスのサンプルが、何着か持ち込まれて展示されていた。

本番間近になって配られた資料によると、男性の衣装は、「黒の上下礼服か平服+黒蝶ネクタイ(シャツはカラーでも可。棒ネクタイ・カラー蝶ネクタイでも可)」とあった。
黒上下に黒蝶タイが、ふだんの衣装だ。

しかし、できるだけ派手なものを、と言われていたので、妻に相談し、けさ出かける前に、いくつかの組み合わせを試してみた。

我が家のスタイリストが最終的に断を下したのが、こちら。

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白襟のストライプのシャツに、赤の棒ネクタイ

リハーサルが終了して、楽屋で着替え、廊下を歩いていたら、ヴァイオリンのDさん(女性団員)が、「おしゃれなシャツですね」と言って下さった。
さて、他の男性楽員は、どんな服装で出てくるのであろう、と楽しみにしていたのだが・・・。

ほとんどの男性が、いつもの白いワイシャツなのであった(笑)。
蝶タイでなく棒タイに換えた人が目立った程度。
先ほど話したDさんのご夫君(ヴァイオリンの団員)にしても、ごくごくオーソドックスな服装だったし。

言われた通りの派手な感じの人は、他に1人(トロンボーンのエキストラの方だったか)くらいだった。

却って恥ずかしい状況ではあったが、今さらどうしようもない。
それに、男性のことはともかく、女性の方については、これはもう見事に、ほぼ全員が色とりどりの素敵なドレスを着ておられたので、まあ、自分もこれでよかったか、という感じだった。

だいぶ以前に、浦安オケでも、ある時の定期演奏会で、女性の服装は自由、ということがあった。
この時は、ふだん通りでも可としたため、蓋を開けたら、大多数の女性団員がふだん通りの衣装。
カラードレスを着てきた数少ない団員が妙に目立ってしまい、「あれはゲストプレーヤーなのか」と聞かれたりした。
ドレスコードが中途半端な結果だったが、それに比べると、今回のユニ響は、練習のたびにサンプルを展示して、団長のAさんが色々説明をしていたので、それが功を奏したのだと思う。

開演前のロビーコンサート、今回は、コントラバス三重奏だった。
5曲演奏された。
ひょっこりひょうたん島」、ヴィヴァルディの「春」と「冬」、「Let It Go」。
最後の「ソーラン節」では、「ハイ、ハイ」の合いの手を入れてほしい、とリハーサルの時に話があったので、参加。

この際、会社からの来聴者と顔を合わせ、挨拶することができた。
今回、他に、浦安ヴィオラのIさんも来聴してくれた。

そんなことをしている内に、あっという間に本番開演時刻となった。

本番は、本当に楽しめた。

日頃、浦安では、このポピュラーコンサートのような企画の演奏会をやらないので、演奏しながら本当に楽しかった。
W曲は別にして。

年末からの1ヶ月半ほどの練習参加だったが、弾いていて、谷津公民館を始めとする、これまでの練習場所の光景が頭に浮かび、あの時にこういう指示があった、とか思い出しながら弾いた。

またまた「アルルの女」の話になるが、第2組曲メヌエット
ハープに乗ったフルートの旋律が、青いドレスの奏者の楽器からステージ上に浮遊し、やがてそれがホールの空間を満たしていく。
客席上方を見上げながら、何と魅惑的な音楽だろう、と改めて思いながら聴いていた。
お客さまもきっと同じように感じて聴かれていたと思う。

ファランドール」、「カルメン」の前奏曲で、賑やかに終演。

このオケでは、終演後、ホワイエでアルコール抜きのレセプションがあり、その後、打ち上げとなる。

できれば参加したいところだったが、このところ業務多忙が続いているので、少しでも休養をとって、明日に備えるべきと思い、レセプションも見合わせて、すぐに失礼した。

ユニ響の皆さま、今回も楽しい音楽の時間に加えていただき、ありがとうございました。

※本番往復に聴いた音楽
    ヴェルディ ラ・トラヴィアータ
       C.クライバーバイエルン国立歌劇場
    レハール メリー・ウィドウ
       ビーブル=ウィーン・国立フォルクスオーパー管