naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

大麻問題まだ長引きそう?

群馬への2泊の出張やら、武道館の小田和正ライブなどあって、久しぶりのパソコンからの記事です。
ということで、今ごろになって、という話題ですが・・・。

一連の大麻問題で、北の湖理事長が辞任。
若ノ鵬に続いて、露鵬白露山も解雇処分となった。3人もの関取が解雇されるとは、まったく空前のことで、残念な不祥事と言う他はない。

北の湖理事長は、理事会の中では、すんなりとは辞意を表明しなかったとか伝えられる。
内部の真相はわからないので、それについてはふれないが、昨年の朝青龍時津風部屋の問題に際して、「それは部屋の問題」と言い続けてきただけに、自分の弟子が不始末を起こしては、致し方ないところだろう。
逆に言えば、自分の部屋の力士でなかったら、今回も「部屋の問題」と言って、理事長を退くことはしなかったんだろうか。

現職の理事長の辞任は、割腹自殺未遂を起こした2代目理事長の出羽海以来とのこと。

後任は、元横綱三重ノ海武蔵川事業部長が就任。
武蔵川理事長」というと、私の場合、68年から74年まで在任の、元前頭出羽ノ花を懐かしく思い出す。
「2代目武蔵川理事長」ということになる。

ところで、露鵬白露山の解雇処分は、若ノ鵬と違って、警察に逮捕された訳ではないところが違うし、少々厳しい気もした。
まあ、協会としては、自らが行った検査で陽性が出たことからすると、逮捕の有無とは関係なく、厳罰で臨まざるを得なかったということだろう。

しかし、3力士とも、すんなりと解雇を受け入れないようで、報じられるところでは、若ノ鵬は、協会に謝罪と復帰嘆願をしたが却下されたことで、裁判で争う構え。
露鵬白露山も、協会に質問状を出し、その回答次第では、こちらも訴えを起こすと伝えられている。

民間企業においても、「解雇」というのは難しいことで、色々もめる場合がある。

今回の3力士は、「懲戒解雇」の事例だが、これを不服とする姿勢は、やはり、外国人力士だからという要素もあるのかな、と考えさせられる。
日本人力士であれば、これだけ世間を大きく騒がせ、組織のトップが辞任する事態にまでなれば、仮に納得できない部分があったにしても、争おうとまでは思わないのではないだろうか。

過去に、車を運転していて死亡事故を起こした力士がいた。彼は解雇処分まではされなかったので、確かに、それと比べてどうなのか、という気もする。
しかし、薬物に厳しいスポーツ界の場合、大麻というのはやはり重さが違うのだろう。

おそらく、協会としても後には引けないところだろうが、いずれにしてもこの問題、決着までは長引きそうだ。

ところで、先日ふれた、9月場所の番付。

空位が生じた番付というのも異例だが、それに加えて、今度は、場所初日の段階では理事長をおりている北の湖親方がそのままの記載、そして、露鵬白露山は番付に残ったままということになった。

貴重品だ。

  ※関連の過去記事「また空位の番付」
      http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/56525817.html